実は夏の季語でもある焼酎。お店で飲むのも楽しいけれど、家でまったり愉しむのも捨てがたい。そこで今回は、夏におすすめの万能焼酎を厳選。様々なシーンで楽しめる焼酎をご紹介します。

01・芋「千本桜熟成紅はるか」1650円/720ml『柳田酒造』(宮崎県都城市)

さつまいもを土が付いたまま40日以上貯蔵熟成!キャラメルのような濃密な甘みに芋の柔らかな香りがふわ〜と広がる。お湯割りはもちろん、軽やかな飲み口になる炭酸割りもイケる。

「千本桜熟成紅はるか」1650円/720ml『柳田酒造』

芋「千本桜熟成紅はるか」1650円/720ml『柳田酒造』(宮崎県都城市)

甘くまろやかな味に軽やかさが加わる炭酸割りが予想以上のおいしさ(ライター・井島)

02・芋「YAMADAICHI 山大一紅はるか2024」1980円/720ml『大山甚七商店』(鹿児島県指宿市)

小型銅製蒸留機を使用。もろみに間接的に加熱し独自の香りや風合いを生んでいる。地元指宿産の紅はるかならではの華やかで優雅な香りを濃縮。きれいな味わいはソニックにしても◎。

「YAMADAICHI 山大一紅はるか2024」1980円/720ml『大山甚七商店』

芋「YAMADAICHI 山大一紅はるか2024」1980円/720ml『大山甚七商店』(鹿児島県指宿市)

小型銅製蒸留機とていねいな過熱が生む優雅な味わいが◎(ライター・池田)

03・芋「天狗櫻紅芋混植」2460円/500ml『白石酒造』(鹿児島県いちき串木野市)

3種の紅芋を多様な土壌が広がる「宇部地区」の畑で混植栽培。黄麹主体のもろみで仕込んでいる。緻密で赤い果実のような甘酸っぱい風味やいろんな表情が顔を出す。ぜひストレートで。

「天狗櫻紅芋混植」2460円/500ml『白石酒造』

芋「天狗櫻紅芋混植」2460円/500ml『白石酒造』(鹿児島県いちき串木野市)

多様な土壌と3種の紅芋の混植が生み出す可憐な風味!(池)

04・麦「うかぜ」1166円/900ml『濱田酒造』(鹿児島県いちき串木野市)

個性豊かに造り分けた4つの原酒をブレンダーの技で調和。すっきりした味わいの中に、飲み方によって麦焼酎らしいビスケットのような甘さや芳しさ、フルーティさまで顔を出すのが魅力的。

「うかぜ」1166円/900ml『濱田酒造』

麦「うかぜ」1166円/900ml『濱田酒造』(鹿児島県いちき串木野市)

4つの原種とブレンドの妙でいろんな表情、麦焼酎デビューに!(編集・荒川)

05・黒糖「まーらん舟固系仕込み」3065円/720ml『富田酒造場』(鹿児島県奄美大島)

徳之島の徳南製糖の黒糖がこだわり。この2025年版はさらに黒糖の風味を出すため、溶解処理をせずに固形のままで仕込んだという。ガツンと効いた黒糖の深みのある甘みと香りは圧巻。

「まーらん舟固系仕込み」3065円/720ml『富田酒造場』

黒糖「まーらん舟固系仕込み」3065円/720ml『富田酒造場』(鹿児島県奄美大島)

黒糖をかじったような濃厚さとミネラル感の一体感が素晴らしい!(井)

06・芋「江戸酎」2090円(島内価格)/720ml『八丈島酒造』(東京都八丈島)

八丈島産の白黄色、紫色、橙色など様々なさつまいもと麦麹を使用。3年以上熟成され、まろやかさの中にバナナのようなトロピカルな風味が広がる。炭酸割り、ロック、お湯割りもおすすめ。

「江戸酎」2090円(島内価格)/720ml『八丈島酒造』

芋「江戸酎」2090円(島内価格)/720ml『八丈島酒造』(東京都八丈島)

丸みを帯びた芋感とフルーティさのバランスが最高(井)

今回参加したメンバー

(井島)芋や黒糖の旨みが強い甘めの焼酎が好み。最近流行のハーブ系にも目覚めつつある

(荒川)最近焼酎を飲み始めた新米編集者。香り系からハマったクチで、今はお湯割りにもお熱

(池田)焼酎への造詣はメンバー1。昔ながらのお湯割りから最近の香り系まで守備範囲も広い

(戎)クラフトビールと焼酎ソーダ割りをこよなく愛す。特にハーブなどを使ったボタニカル系が好み

伝統と新しさの融合した万能系の焼酎が高評価

井「万能系でイチオシは『まーらん舟固系仕込み』!もともと好きな銘柄なんですけど、この固形仕込みは衝撃」

池「同感!もったいないのでストレートでちびちびやりたい(笑)。『YAMADAICHI紅はるか』もスムースで、ベリーや柑橘の風味がきれいでなかなかよかった」

戎「『うかぜ』は麦の香ばしさだけじゃなくて、フルーティさもあるのがいいですね」

荒「今まで飲みやすいのに行きがちだったんですけど、『千本桜熟成紅はるか』の焼き芋のようなこっくりとした感じ、すごくないですか?」

池「そう、王道なのに今っぽさもちゃんと研究されてるんだよ。さすがだね」

井「芋らしさもあり、甘みもあって香りもよくて。バランスがいいですよねぇ」

池「白石酒造もまさに研究心の塊で、『天狗櫻』は土地の風景が見えてくる」

戎「焼酎の進化は本当に目覚ましいですね。ぜひいろいろ試してみてください!」

撮影/鵜澤昭彦、文/井島加恵、池田一郎

『おとなの週末』2025年8月号

※月刊情報誌『おとなの週末』2025年8月号発売時点の情報です。

※価格はすべて購入時の参考価格です。(税込み)

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京の芋焼酎酒場4選! 酒好きの島で作られる“青酎”が旨い」では、焼酎の数の多さはもちろん、料理と相性のいい飲み方を提案してくれる良店をレポートしています。

【画像】様々なシーンで楽しめる“万能焼酎”6選!香りと味の分布表一覧(13枚)