片付けサービスは予約開始1分で満席、これまで3400人もの家を片付けた、おうち片付け専門家の香村薫さん。そんな香村さんが普段は有料で提供している「書き出す片づけ」は、片付けが苦手、リバウンドを繰り返す、忙しい…そんな人にこそぴったりのメソッドです。必要なものはなんとペンとノートのみ! 今回は最初のステップでもある「冷蔵庫の片付け」メソッドをご紹介します。手もちのノートを使って挑戦してみませんか?

ハードルの低い場所から成功体験を重ねる

書き出す片付けで、まず手をつけるべきは「冷蔵庫」です。なぜなら、片付けるスペースが狭いうえに、入っているものが基本的に食べ物だけだから。賞味期限というわかりやすい条件があるので手放すものに迷うことも少なく、最初に片付けを行う場所として最適なのです。早い人だと、1時間ほどで完了することもありますよ。

【写真】冷蔵庫の中の「配置図」

また、家族が使う場所のため、片付けたことに気がついてもらえるのもうれしいポイント。「冷蔵庫きれいになったね」と言われると、その後の片付けのやる気が出るはずです。

あけ閉めが多い冷蔵庫は、片付いていないだけで気分が下がるもの。まずはハードルが低い場所から、心地よく暮らせる空間をつくりましょう。

<ステップ1>ゴールを決める

難しく考えなくてOK。「いつもきれい」「ものがすぐ取れる」など、理想の冷蔵庫を考えましょう。

●1:写真を撮る

まずは現状把握から。ありのままの写真を撮りましょう。全体を見渡す写真、引き出しの中、コーナーごとの写真までしっかりと撮影を。

●2:冷蔵庫で困っていることを書き出す

困っていることや理想の冷蔵庫、改善点などを具体的に。「食べ残したおかずを忘れがち」、「ドレッシングが取り出しづらい」などの困っていることから、理想の冷蔵庫のイメージ、改善点までを思いつくまま書いて。

●3:冷蔵庫をからっぽにする日を決める

からっぽ日を設けることでわが家のミニマム量がわかり、ムダを減らせます。「2食分残った状態」など、からっぽの定義は各家庭で決めてOK。毎週日曜日など、最小限にする日を決め、そこに向かってやりくりを行いましょう。

<ステップ2>配置図を描く

自分自身が使いやすい配置を考えて。じっくり描くほど、理想の実現度がアップします。

●1:中に入っているものをジャンル別に書き出す

まだ実際に冷蔵庫からものを出さず、写真を見ながらでOK。以下の8ジャンルに分けて書き出すと、買いがちな食品の傾向が把握できます。使いかけのまま古くなったアイテムは、本当は必要ないものかもしれません。

<基本の8ジャンル>

飲み物/乳製品/肉・魚・卵/調味料/加工食品/常備菜・ご飯のお供/お菓子デザート賞味期限間近

ただし、このジャンル分けはあくまでに参考程度に。薬を保存しているなど、冷蔵庫の使い方は人それぞれです。あなた自身の分類を考えてみてくださいね。

●2:冷蔵庫の中の配置図を描く

写真から今の配置を確認すると、使いづらさの原因が明確に。「問題点を解決するには?」と考えながら、先ほど書き出した食品を新たな配置図に落とし込みましょう。図を描くのが苦手な人は、文章で箇条書きにしてもOKです。

<ステップ3>片付ける

いよいよ、実際に手を動かして片付けスタート。ここまでで残すものや配置は決まっているので、配置図どおりに入れ替えるだけで完了します!

●1:中に入っているものをすべて出し、ふき掃除をする

まずは冷蔵室から始めます。いい機会なので、すっきりとふき掃除をすませましょう。ここで棚板の高さを変えられるかなど、冷蔵庫の構造についても改めてチェック。

●2:残すものを決める

次に食品を3つに分けます。賞味期限がきれているもの、早急に食べた方がいいもの、そして残すもの。残すべきは後者ふたつに分類されるものです。事務的にどんどん行いましょう。

●3:残すものをジャンル別に分ける

残す食品は、ステップ2で決めたジャンルごとに分けていきます。大切なのは、ジャンルを問わず、賞味期限間近のものはひとまとめにすること。手に取りやすいゴールデンゾーンにしまいましょう。

●4:配置図に沿ってしまう

あとは、配置図どおりに収納するだけ。うまく入りきらない場合は、近くにはみ出して収納しても大丈夫。はみ出したものを集中的に消費すれば、2週間ほどで理想の冷蔵庫に大変身!

※ この記事は『書き出すだけで家が整う おうち片づけノート』(扶桑社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。