2024年12月にXのオーナーであるイーロン・マスク氏を批判した複数のアカウントで、閲覧数が大幅に減少する現象が発生していることがわかりました。中には、Xプレミアムが使えなくなった人もいたとのことです。

They Criticized Musk on X. Then Their Reach Collapsed. - The New York Times

https://www.nytimes.com/interactive/2025/04/23/business/elon-musk-x-suppression-laura-loomer.html

How Laura Loomer and other far-right users saw their X engagements plummet as soon as they criticized Musk | The Independent

https://www.the-independent.com/news/world/americas/us-politics/laura-loomer-elon-musk-x-b2738147.html

Elon Musk’s Critics on X Face the Consequences | The New Republic

https://newrepublic.com/post/194300/elon-musk-critics-x-repercussions

ニュースサイトのニューヨーク・タイムズが閲覧数減少を確認したのは、極右活動家・独立系ジャーナリストのローラ・ルーマー氏(@LauraLoomer)らです。

ルーマー氏は2024年12月、移民のビザ問題を巡ってマスク氏に批判的な言動をして論争になり、その直後からXのポストの平均ビュー数が以前の半分以下に落ち込むようになりました。また、Xプレミアムも使用できなくなったとのこと。およそ2カ月後の2025年2月4日にルーマー氏はXプレミアムが再び使えるようになり、マスク氏宛に「収益化を戻してくれてありがとうございます。もし以前、あなたが私のアカウントを購読していたのなら、再購読をお願いします」と投稿。



マスク氏は「どういたしまして」と返答しています。



ルーマー氏は、このXプレミアム停止期間中に5万ドル(約700万円)を失ったという見方を示しています。

また、ルーマー氏の仲間であり医師のマリア・ルーピス氏(@DrLoupis)は2025年1月21日、マスク氏が「言論の自由の拠点にする」と言っていたXで言論統制をしているとして、「Xとイーロン・マスク氏を訴える」と投稿しています。



ルーピス氏も2024年12月下旬にマスク氏との間で発生した論戦に参加しており、それ以降、閲覧数がガタ落ちしたことをスクリーンショットを交えて示しています。



そして、ルーピス氏からの問い合わせに、Xもマスク氏も反応しなかったとのこと。



ちなみに、ルーピス氏が別アカウントを作ったところ、フォロワー数が少ないにもかかわらず、元アカウントより閲覧数が多くなったそうです。

このほかに同じくビザ問題でマスク氏との論戦に加わった極右活動家のオーウェン・シュロイヤー氏(@OwenShroyer1776)もXの閲覧数が激減したほか、Xプレミアムへのアクセスが一時的にできなくなっていたとのこと。

シャドウバンは「シャドウ」と表現されるように、何か特別な措置が執られているとぱっと見てわかるものではないため、本当にそういった措置が執られていたのかどうかも不明。また、上記3名はフォロワーの多い活動家だったことから閲覧数減少がはっきりわかるレベルでしたが、フォロワー数の少ないユーザーだと気付かないうちにシャドウバンされていてもわからないため、実際にXがそのような措置を執っているのか、しているとしてどれぐらいの人数を対象に行っているのかは、まったく不明です。

なお、ニューヨーク・タイムズはマスク氏が2024年2月に「批評家は常に存在します。注目すべきことは、私は自分が所有するプラットフォーム上でも、批評家を黙らせようとはしないということです」と投稿していることを指摘しています。