東証プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…値上がり率2位の銘柄、ビットコイン初の「10万ドル超」で思惑買いか【先週末の株価】

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東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年12月6日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3

1位:燦ホールディングス〈9628〉……前日比+120円(+10.81%)/終値1,230円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は傘下に葬儀専門会社最大手の公益社やタルイ、葬仙を持つ持株会社。12月5日(木)に続いてこの日も大幅続伸となり、株価は8月1日以来およそ4ヵ月ぶりの水準まで上昇した。

2位:セレス〈3696〉……前日比+266円(+9.32%)/終値3,120円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は複数のインターネットメディアの企画・開発・運営を行っており、ポイントサイト『モッピー』やアフィリエイト運営、広告が収益源。このほか、暗号資産販売所も運営しており、この日はビットコインの価格急騰に伴う思惑買いが入った可能性。

3位:ブレインパッド〈3655〉……前日比+94円(+8.70%)/終値1,174円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社はAIを活用した企業データ分析やシステム開発を含むコンサルが主力事業で、関連ソフトの開発や販売も手がけている。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3

1位:アドバンスクリエイト〈8798〉……前日比−36円(−6.59%)/終値510円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は生損保代理店大手で、販売はネット中心に店舗、電話、訪問、協業など多様なチャネルを有する。足元、FPパートナーの報道を受けて保険代理店に対する逆風が吹くなか、同業他社のなかで相対的に割高感の強い同社株に売りが続いている。

2位:アステリア〈3853〉……−31円(−6.01%)/終値485円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は独自開発の企業向けソフトを専業に手がけるIT企業で、顧客がノーコードで利活用できる技術が強み。現在サブスク化を推進している。昨日、材料不明ながら株価急伸していたものの、この日の下落で前日の上昇分をすべて吐き出す格好となった。

3位:ギフティ〈4449〉……前日比−81円(−5.90%)/終値1,293円

【売買材料】

当日引け後、同社の代表取締役である鈴木達哉氏が同社株の保有比率を6.43%から5.05%に減少させたことが分かった。同氏が財務省に提出した変更報告書(5%ルール報告書)によって判明。