Twitter(現X)の共同創業者であるジャック・ドーシー氏らが発案した分散型SNSプロジェクトのBlueskyが、ガイドラインに違反する投稿をいち早くモデレーションチームに通報するための「高度な自動化ツール」や、返信できるユーザーを指定できるXのような機能などのサービス拡充を発表しました。

Bluesky rolls out automated moderation tools, plus user and moderation lists | TechCrunch

https://techcrunch.com/2023/12/01/bluesky-rolls-out-automated-moderation-tools-plus-user-and-moderation-lists/

Blueskyが一連の投稿で発表した主な新機能は、大きく分けて3つあります。

◆高度な自動モデレーションツール

この機能について、Blueskyは「今週、コミュニティガイドラインに違反するコンテンツをモデレーションチームに報告するための、より高度な自動ツールを導入します。今後も、ユーザーが目にする前にモデレーターが不快なコンテンツやスパムなどを確認できるよう改善を繰り返してく予定です。とはいえ、皆さんの報告は引き続きネットワークの安全維持に役立つでしょう」と説明しました。



◆ユーザーが自分の投稿を報告する機能

Blueskyはさらに、モデレーションチームが誤ったラベルを修正するのを支援するため、ユーザーが誤ったラベルをつけられた自分の投稿を報告する機能も追加する予定だと述べました。正式に実装されるまでは、他のアカウントがユーザーに代わって間違ったラベルに関するレポートを送ることができるとのことです。



◆返信(リプライ)コントロール

開発中の3つ目の機能は、投稿に返信できる人を「自分がフォローしている人だけ」や「特定のリストに載っている人だけ」といった具合に制限できる返信コントロール機能です。



◆そのほかの新機能や変更

Blueskyは他にも、ユーザーを登録できる汎用(はんよう)的なリストである「ユーザーリスト」、ミュートやブロックが一括で簡単にできる「モデレーションリスト」、「デバイス間のモデレーション設定の同期」、「画像を含まない投稿からの『アダルトコンテンツ』ラベル削除」が最近リリースされたと発表しました。



IT系ニュースサイトのTechCrunchによると、Blueskyが「招待されていないユーザーでも投稿を閲覧できるようにした」と発表したのを受けて、一部のBlueskyユーザーからはアカウントを非公開に設定する機能を求める声が上がっているとのこと。また、フォロワーを削除する機能や、ガイドラインに違反したアカウントを全面的にバンすることなどを要望する人もいます。

Xの変容や経営陣を取り巻く騒動を受けて、Xに代わるサービスの需要が大きくなっている一方、Xから流出するユーザーの争奪戦も激しさを増しています。例えば、Metaが2023年7月にリリースしたSNSのThreadsは、ローンチから1カ月を待たずに利用者が82%減少するなどの苦境に見舞われつつも、10月には月間ユーザー数が1億人弱に到達するなど、一定の地位を固めることに成功しました。

その一方で、Twitterの元従業員が2023年1月に公開したPebble(旧T2)が、ユーザー数の伸び悩みにより10月に終了するなど、明暗が分かれました。

Twitterの元従業員が立ち上げたSNS「T2(Pebble)」がサービス開始から数か月で閉鎖に - GIGAZINE