「ちょっといただけない」FC東京対神戸の“初見ノーファウル”判定に家本元審判員が見解。大久保嘉人は“長考”を疑問視「これでロスタイムが長いわけですよ」
8月26日開催のJ1第25節・FC東京対ヴィッセル神戸は2−2の引き分け。この試合の87分のシーンが、DAZN配信の『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられた。
神戸の攻撃の場面。山川哲史のフィードに走り込んだジェアン・パトリッキ。エリア内で相手DFの木村誠二と上手く入れ替わったが、GK野澤大志ブランドンと接触して転倒。しかし、主審の笛はならず。このあとにプレーが切れたタイミングでVARが介入。オンフィールドレビューの末、FC東京側のファウルとジャッジ。神戸にPKが与えられた。
【動画】87分、パトリッキがエリア内で倒されたシーン
ゲスト出演した森勇介氏は「PKだと思います」とコメント。GKとの接触がファウルに相当するという見解を示す。
同じくゲスト出演の大久保嘉人氏も「ファウルです。明らかに。余裕でPK」と断言。オンフィールドレビューに関しては「何を見て、これだけ時間がかかったのか、俺には理解できない」と疑問符を浮かべ、「これでロスタイムが長いわけですよ。こんな暑いなか、13分ぐらい? 俺が見ても、10秒で分かりましたよ」とし、こう続ける。
「まずキーパーのセービングの方向ですよね。ボールに行っていない、(パトリッキの)足に行っていますから。それでもうPKですよ。どっちがボールを触ったかとか関係ないと思います」
ジャッジ解説員で元国際審判員の家本政明氏も「ファウルでしょう」と言い切る。
「レフェリーのポジションから、十分にゴールキーパーのチャレンジ、しかもボールにプレーしていないってことは、僕の経験上、分かるでしょうっていう。これがノーファウルに漏れるっていうのは、ちょっとやっぱりいただけないですよね」
さらに家本氏は、競技規則を踏まえたうえで説明する。
「ほぼ同時に、何か違反行為が行なわれた時に、より重いほうになるので。明らかにゴールキーパーのほうが明確に重いわけじゃないですか。ならこちらで、まずPKがありました、次にドグソを見ますっていう話になると思うんですよね。
でも、見ている限りでは、そういう論点の整理で、VARとレフェリーがコミュニケーションを取っているようには見えない。だから、どうしたのかなっていう。論点をどこにしたのかなっていうのはちょっと分からなかった」
ファウルかノーファウルか。その判断に時間がかかった点について「僕とは違う論点で、たぶん主審とVARは(確認)しているのかな。分かりません、なぜ長引いたのか」と述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
