2023年3月25日(土)から6月11日(日)まで東京・目黒のホテル雅叙園東京の百段階段にて、「大正ロマン×百段階段 〜文豪が誘うノスタルジックの世界〜」が開催されている。

百段階段は昭和10年に完成した長い階段廊下。階段で結ばれた7部屋は、それぞれ当時の著名な画家が趣向を凝らし、東京都の有形文化財となっている。

同イベントは、その幻想的な空間で、現在人気のイラストレーターや漫画家が、近代文学の世界を三次元で表現する趣向となっている。谷崎潤一郎・泉鏡花など部屋ごとに異なる演出は、まるで本を読み進める感覚で楽しめるだろう。

さらに期間中は、レストランの食事に加えてオプションとして約100種類の着物の中からレンタル・着付が用意された「大正ロマン×着物ランチ」や、アンティークなステンドグラスに囲まれた空間でスイーツなど楽しめる「大正ロマン喫茶室」などが開催される。大正ロマンの世界にどっぷり浸かってほしい。

<開催日時>
2023年3月25日(土)〜6月11日(日)
11:00〜18:00(最終入館17:30)

<開催場所>
ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
(〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1)

<料金>
[平日]当日券 \1,200 / 学生 \600 [土日祝]当日券 \1,500 / 学生 \800
※未就学児無料、学生は要学生証呈示

<オンライン限定入場券>
1.しおり付チケット[数量限定]¥1,700

2.ガラスペン&インク付チケット[数量限定]¥5,000

3.ギャラリートーク付チケット[定員・事前予約制]¥2,500
時間:18:00〜19:00 定員:15名様
※開始時間の10分前までにご入場をお願いいたします ※日本語ガイドのみ

4.人数限定スペシャルチケット[定員・事前予約制]¥2,300
時間:18:00〜19:00 定員:15名様 ※ガイドは付かず自由見学

※料金は全て税込み

<みどころ>

◇みどころ1 文壇を彩った文豪たちの物語が三次元で蘇る、没入型の展示演出

文豪の名作6物語を、1部屋ごとに表現。例えば、1部屋目の「十畝の間」では、萩原朔太郎の『猫町』に登場する色鮮やかでかわいらしい街並みや、主人公が幻想世界で迷い込んだ猫だらけの町の風景を立体展示で再現している。

BGMは同企画展のために音楽家ヨダタケシ氏によって作られたオリジナル楽曲。ダークメルヘン風の楽曲で猫の存在が漂う。が物語へ入り込むきっかけとなり、文豪の作品世界へと誘う。

◇みどころ2 現代イラストレーターが表現した作品が、昭和初期の芸術空間に溶け込む

現代の人気イラストレーター しきみ、ねこ助、紗久楽さわ、げみ、ホノジロトヲジ、マツオヒロミの6名が、物語のシーンをイラストで表現。書籍『乙女の本棚』シリーズ(立東舎)より、約80点の作品をパネル展示。文豪やイラストレーターたちの想いが詰まった不朽の名作がレトロ建築の中で、豊かな色彩の作品が新たな魅力を放つ。

◇みどころ3 文化財建築の重厚感を活かしたフォトスポットも充実

立体展示の空間演出は、それ自体がフォトスポットになっている。木造建築の中の展示作品を、物語の世界を現実の出来事のように体験できる。登場人物になったような感覚で、お気に入りの一枚を写真に収めてみてはいかが。レトロな着物を身に着け、物語の中にどっぷり入り込むものおすすめだ。

<URL>
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/roman2023

(2023年4月7日時点の情報)