京都橘高校吹奏楽部の竹内望咲部長(中央手前)=6日、台北市

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(台北中央社)京都橘高校吹奏楽部一行93人が台湾を訪問している。10日に北部・台北市で開かれる双十国慶節(中華民国の建国記念日)の祝賀式典でパフォーマンスを披露するのを前に、顧問の兼城裕教諭と部長の竹内望咲さんが6日、中央社のインタビューに応じた。

兼城さんによれば、同部はこれまでにも3年に1度のハワイ公演など米国での公演経験はあったものの、台湾訪問は今回が初。新型コロナウイルスの流行後としても初めての海外公演だという。

祝賀式典でのパフォーマンスの話を部員にできたのは今年5月末。準備については「国を挙げての行事なので、何をやればいいのか一生懸命考えて、少しでもいいものを作ろうと心掛けた」と語った。

橘高校の魅力については「子供たち自身」。「見る人、聴く人が自然と笑顔になるような演奏をする」とし「一緒に練習していて元気をもらえる」と話した。

また「高校生のような若い時期から国を感じて海外で演奏するというのは貴重な経験。世界を身近に感じて、日本だけでなく世界にも出ていこう、貢献していこうと思ってほしい」と期待を寄せた。

竹内さんによると、訪台前には部活動全員で台湾の歴史や今の台湾を学ぶ勉強会が開かれた他、自主的に台湾について調べ、歴史的な部分で日本とのつながりがあることを学んだという。

祝賀式典でのパフォーマンスについては「光栄でありがたい」と心境を吐露。普段の本番では「わたしたちの演奏で皆さんに喜んでいただきたい」という気持ちを心掛けているとした上で今回は「台湾と日本をつなぐきっかけのような存在」だと語り「つながりのきっかけになれるような演奏をしたい」と意気込んだ。

この日は台北市立第一女子高校を訪問し、台湾の生徒と交流を図った。竹内さんは「同じマーチングをしている高校生と交流することができてすごく楽しかった」と語った。

また台湾の人々と触れ合い、空港やホテルで歓迎されたことを振り返り「幸せだなと思った」とし、台湾を知ったり、人々と交流したりして「台湾のことが好きになりました」と笑った。

(齊藤啓介)