堤礼実アナも武者震い?牡牝で3冠馬誕生という快挙を目前にして…
堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第3回
スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画としてスタートした、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、無敗の3冠制覇を狙う注目の2頭について、話を聞いた――。
10月に入り、いよいよ秋のGIシーズンに突入しました。
秋は、私が一番好きな季節。気候的にも過ごしやすいし、何より虫が苦手な私にとっては、夏に比べて虫と遭遇する機会が減るのがありがたいのです(笑)。
体を動かすことが好きなので、本当は外に出て何かしたいところですが、今年はそれもなかなか難しそう。状況を考えながら、何か新しいことを始めて、自己投資の時間にしたいなと思っています。
さて、この秋、競馬界の最大の話題は、何といっても「3冠馬の誕生なるか?」ですよね。それも、牡馬と牝馬の両方で可能性があって、いずれも無敗の3冠馬の誕生となるかもしれない。その瞬間を想像するだけで、鳥肌が立つほど、今からワクワクしています(笑)。
まずは、3歳牝馬の3冠レース最終戦、GI秋華賞(京都・芝2000m)が10月18日に行なわれます。ここで、無敗の3冠を狙うのは、デアリングタクトです。
当初、トライアルレースのローズSを使ってから本番へ、という話もありましたが、結局オークスからの直行となりました。
競馬番組に携わるようになってから、自分なりに資料を作っているのですが、それを見ているだけでも、「牝馬3冠」がどれほどすごいことなのか、感覚的にわかります。
また、番組でご一緒させてもらっているDAIGOさんや細江純子さんら、長く競馬をご覧になってきた人たちとその話をすると、みなさんの目の輝きや興奮の仕方が普段とはまた違います。その様子からも「すごいことなんだな」と、改めて感じています。
ですから、私もデアリングタクトを応援したいと思っています。
しかも鞍上は、今年個人的に注目している、松山弘平ジョッキー。すごく力のある馬と、今ノリにノッているジョッキーの組み合わせですから、これは応援しないわけにはいきません。
デアリングタクトの最大のライバルとなるのは、ローズSを勝ったリアアメリアでしょうか。2歳秋の頃に比べて、今年の春は少し調子を落としていたようでしたが、さすがの強さでしたね。
そのローズSで驚いたのは、最後の直線で追い込んで2着に入ったムジカです。私はまったく考えてもいなかった馬だったので、もう本当に"ム(マ)ジカ!?"って感じでした(笑)。
デアリングタクトの他に、私が秋華賞で注目しているのは、オーマイダーリンです。前々から気になっていた存在なのですが、ローズSでは11番人気ながら3着に粘って、優先出走権を得ましたからね。本番でどんな走りを見せてくるのか、楽しみにしています。
そして翌週は、クラシック最後の1冠となるGI菊花賞(10月25日/京都・芝3000m)が行なわれます。
そこで、無敗の3冠制覇を目指すのは、コントレイル。春と夏に一度ずつ取材に行かせてもらったので、私にとって、ものすごく思い入れのある馬ですから、理屈抜きに応援しています。
前哨戦となった神戸新聞杯も、どのような走りを見せてれくるのか、楽しみにしていました。スタートはうまく出ましたが、レース中盤で少し内に包まれて大丈夫かな?と、一瞬ヒヤッとしましたが、そんな心配は無用でしたね。
最後の直線では、一瞬前が開いたところへ、福永祐一ジョッキーが鮮やかに馬を導き、他を寄せつけない完勝でした。こういうスターホースが一頭いると、競馬がより一層楽しくなるなと感じられたレースでした。
矢作芳人調教師や大山ヒルズの方たち、さらに福永ジョッキーが番組でのインタビューでも話していましたが、コントレイルはひと夏越して一段と成長し、調子自体も本当によかったようですね。それが、実際のレース内容にも表れていたと思います。
これで、コントレイルも無敗のまま3冠達成に挑むことになりましたが、鞍上を任される福永ジョッキーはどれほどのプレッシャーを感じるのか、私には想像もできません。
勝ち負け以前に、無事にレースを終えることだけでも緊張すると思うんです。それにプラスして、サラブレッドのベストの走りを見せられるように、ジョッキーのみなさんはいろいろなことを考えて乗っているわけですから、それがもし、コントレイルのように単勝1.1倍の馬を任されたとなると......。
それはもう、想像を絶する、計り知れないプレッシャーだろうな、と。尊敬の眼差しで見ています。
ともあれ、ジョッキーの方からよくお聞きすることは、「大きなレースはプレッシャーがありつつも、乗るのが楽しみ」ということ。ですから、福永ジョッキーも、プレッシャーと楽しみが半々くらいなのかな、なんて勝手に思っています。
自分では経験するはずもないことなので、ただ想像することしかできませんが、もし私がそんな状況になったら......、恐ろしくて仕方がありません!(笑)
私が競馬番組に携わるようになったのは、キタサンブラックが現役最強馬と言われたまま、もうすぐ引退しようか、という頃でした。そこから、アーモンドアイが出てきて、デアリングタクト、コントレイルが登場。競馬史に残る特別に強い馬を、毎年のように見させてもらっています。
ましてや、コントレイルは、お父さんのディープインパクトに次いで、親子二代で無敗の3冠という偉業を成し遂げるかもしれません。もちろん、まだこれからの話ではあるのですが、そうした舞台を最前線の場で見させていただけることを考えると、それは本当に楽しみでもあり、幸せなことだと思っています。
でも、自分が競馬番組を担当している時に、もしも牡牝で無敗の3冠馬誕生という歴史的な快挙が成し遂げられたら、ちょっとドヤ顔になってしまいますよね。自分で言うのもおこがましいですけれど、「私、持っているなぁ〜」って(笑)。
当然、がんばったのは馬であり、その関係者のみなさんです。そのことはわかっています。でも、そうそう起こることではないですからね。競馬番組のMCという立場で、たまたまこのタイミングを迎えられる私は、「なんてツイているんだろう」と思います。
2016年にフジテレビに入社して、2020年という日本競馬史上に残る(かもしれない)歴史的な年に、『みんなのKEIBA』を担当させてもらっている幸運。それを実感しながら、MCの席に座らないといけませんね。
一層、自分を奮い立たせる材料になりそうです。
Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」
『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分〜)
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