台風被害で工業団地冠水、休み明けのサプライチェーンに懸念
中小企業にも被害が及んでいる。冠水したJR武蔵小杉駅(川崎市中原区)付近に本社を構える長津製作所(同、カメラ部品など向け金型製造)は、社屋が被災し半地下のスペースが浸水した。山野井清社長は「1階も5センチメートルほど水に浸かり、泥掃除に追われている。機械設備への影響はまだ確認できていない」と話す。
ショウワエンジ(栃木県佐野市、機械設備製造)は秋山川(佐野市)の堤防決壊で本社工場が浸水し、機械設備が水没。当面の操業停止を見込み、復旧作業に充てる予定だ。またテクノワールド(栃木県佐野市、電設工事・機械設備製造)も本社工場の一部が浸水。地盤をかさ上げしていたため製品や設備に被害はなかったが、本社周辺の土砂を片付けるなど復旧作業を進め、15日に操業を予定する。
国土交通省によると、国および栃木県管理の9河川・10カ所で堤防が決壊。氾濫は国管理の14河川、12都県管理の63河川に及んだ。企業への甚大な影響は必至だ。
