by Kārlis Dambrāns

Android OSをGoogleが開発している都合上、どうしてもGoogle系のアプリケーションに大きく依存することになるAndroidスマートフォンに、Androidからフォーク(分岐)したOS「/e/」をインストールして「脱Google化」し再販売するというプロジェクトが進行しています。

/e/ pre-installed Grade A smartphones - /e/

https://e.foundation/e-pre-installed-smartphones/

/e/ plans to sell refurbished smartphones with Google-free Android - Liliputing

https://liliputing.com/2019/05/e-plans-to-sell-refurbished-smartphones-with-google-free-android.html?ut

Android端末は、OS開発をGoogleが行っている事情からGoogle系アプリやサービスと強く結びついており、「自分の情報をGoogleと共有したくない」という人だといろいろな点が制限されてしまいます。/e/はAndroid端末からGoogle系アプリを排除し、MicroG・Signal・ Telegramといった代替アプリに置き換えてプライバシー性を向上したOSで、AndroidからフォークしたCyanogenModの後継であるLineageOSに由来しています。

/e/は2018年にベータ版ROMがリリースされていて、端末のブートローダーをアンロックしてインストールすることで、誰でも利用することができるようになりました。

AndroidからGoogle依存を大幅削除してプライバシー性を向上させるAndroidフォーク「/e/」がリリースされる - GIGAZINE



/e/の開発チームはこれまでカスタムROMのみを提供してきましたが、新たにAndroidスマートフォンのOSを/e/に置き換えた中古スマートフォンの販売を開始すると発表しました。「2018年9月に/e/のベータ版をリリースして以来、多くの人々が私たちに『/e/を搭載したスマートフォンを購入できますか?』と尋ねてきました」と開発チームは述べており、/e/搭載のスマートフォンを販売することに興奮していると述べています。

開発チームによれば、/e/搭載スマートフォンは全ての通信事業者で利用可能であり、1年の保証付きだとのこと。記事作成時点で公表されているラインナップは、Samsung S7(279ユーロ:約3万4000円)・Samsung S7 edge(299ユーロ:約3万7000円)・Samsung S9(499ユーロ:約6万1000円)・Samsung S9+(549ユーロ:約6万8000円)の4種類。いずれも中古品ではあるものの、中古スマートフォンとしての品質は「A(最高品質)」に分類される端末のみを販売する予定です。

なお、記事作成時点では/e/搭載スマートフォンの購入や予約等を行うことはできず、まだどれほどの需要があるのかを探る段階だと開発チームは述べています。/e/搭載スマートフォンに興味がある場合は、公式サイトから気になる端末の「I'M INTERESTED」ボタンをクリックしてメールアドレスなどを登録することで、実際の販売開始時にメールで通知を受けることができます。