カルロス・ラモス主審【写真:Getty Images】

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チリッチへコードバイオレーションを通告、英紙が異例の注目

 テニスの4大大会、全米オープンで世界ランク7位・大坂なおみ(日清食品)が制した女子シングルス決勝で一躍注目を浴びることとなったカルロス・ラモス主審。渦中のポルトガル人審判は16日のデビス杯男子準決勝のクロアチア―米国で、セリーナ戦以来となるコードバイオレーションを言い渡した。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 準決勝の4試合目。世界ランク6位マリン・チリッチ(クロアチア)は同61位のサム・クエリーに7-6、6-7、3-6、4-6で敗れたが、この試合でチェアアンパイアを任されたのがラモス氏だった。

 同紙によると、チリッチがフラストレーションを爆発させ、ラケットをコートに叩きつけるや、ラモス主審は毅然と警告を言い渡したという。

「この試合最初の違反だったので、警告だけに留まった。ポイントは減点されず、チリッチはラモスと言葉をかわすことはなかった」と記事では言及している。

 チリッチもラモス氏の警告を認めているようだ。「普通ラケットを破壊すれば、コードバイオレーションになる」と語り、ラモス氏の判断を妥当と認めている。

チェアアンパイアが注目される異例の状況

 今回のチリッチへの毅然とした警告で、ラモス氏は改めて性別に関係ない公平さを示す格好になったと記事でも触れている。

「ラモスは先週土曜日の全米オープン決勝で、ナオミ・オオサカへのストレート負け時に、3度のコードバイオレーションを言い渡した。23度のグランドスラム王者はポルトガル人主審を嘘つきで盗人と非難。そして、彼女は男子選手と同じように扱われなかったとクレームをつけていた」

 一方、チリッチは「前回のラケット破壊? 覚えていないよ。デビスカップをプレーするときはいつもナーバスになってしまうんだ」と語ったという。

 結局、準決勝はクロアチアが3-2で勝利。異例の注目の中で、フランスとの決勝進出を決めている。(THE ANSWER編集部)