音楽も会話も楽しめるソニーのデュアルリスニング対応イヤホンに、使いやすい有線タイプでお手頃な「STH40D」が登場

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ソニーから音楽と同時に会話も楽しめるオープンイヤーステレオヘッドセット「Xperia Ear Duo」が発売された。
耳をふさがないソニー独自の音導管設計による「デュアルリスニング」は、これまでにない新しい音楽体験だ。

「Xperia Ear Duo」の価格はソニーストアで29,880円(税別)と、少々価格が高いのが購入のネックとも言える。
左右独立型の完全ワイヤレスタイプ、加えて多彩なセンサー類によるスマート機能も搭載しているので、仕方がないと言えばそれまでだが、そうした人に朗報がある。

「Xperia Ear Duo」と同じ「デュアルリスニング」体験を、より気軽に楽しめるイヤホン「STH40D」が2018年6月23日より発売されるのだ。
価格はオープンプライスだが、ソニーストア価格で6,880円(税別)と、「STH40D」のおよそ4分の1で入手することができる。

そんな「STH40D」をいち早くお借りすることができたので、体験レポートをお届けしよう。

■「Xperia Ear Duo」との違いは、なに?
「STH40D」は、3.5mmステレオミニプラグに対応した有線ステレオヘッドセット。
ボディカラーは、ブラック、グレー、グリーン、ピンクの4色となる。
「Xperia Ear Duo」はブラックとゴールドの2色なので、カラーバリエーションが欲しかった人にはうれしい対応だ。


ボディカラーは、ブラック、グレー、グリーン、ピンクの4色


「Xperia Ear Duo」の違いは、
・価格が安い
・有線タイプ
・軽量で小型
・カラーバリエーションが豊富
・タッチパッドが非搭載(ケーブルに搭載するリモコンで操作)
・デイリーアシスト機能やヘッドジェスチャー機能がない
などがあげられる。

有線タイプなのでケーブルが煩わしいと思う人もいるかもしれないが、無線タイプに比べてメリットもある。
・バッテリー不要なので充電をする必要がない
・ケーブル接続のため動画再生時の遅延や無線干渉による音切れがない
無線と有線は、人によって好みの分かれるところだが、筆者は有線タイプが割と好きな方だ。

「STH40D」の魅力は何といっても、「Xperia Ear Duo」と同じデュアルリスニングをお手頃な価格で実現した点だ。

カナル型イヤホンは音楽に没入できる反面、まわりの音が聞きづらい。
早い話、音楽を聴きながら、会話するのはなかなか難しい。
「STH40D」は、耳を塞がない構造であるため、音楽を聴きながらでも、会話をすることができるわけだ。


「Xperia Ear Duo」に比べて、「STH40D」は小型で軽量だ


■下掛けスタイルは装着に慣れが必要
「STH40D」は、「Xperia Ear Duo」同様に下掛けスタイルを採用している。
3種類のリングサポーター(S/M/L)が用意され、より多くの耳の形にフィットするように作られているが、耳への取り付けには慣れが必要だ。

筆者は最初、耳たぶを引っ張ってから装着する方法をとっていたが、慣れてきてからは耳にリングサポーターを入れてから調整する方法をとっている。
この方法に切り替えてから、カナル型イヤホンを取り付ける場合と、さほど変わらない時間で取り付けることができるようになった。

下掛けスタイルのメリットは、
・正面から目立ちにくい
・耳への負荷を感じづらい
・メガネと干渉が少ない
などがある。


下掛けスタイルは、装着に慣れが必要だ


イヤホンの種類に依存するが、筆者が愛用しているカナル型イヤホンに比べて、「STH40D」は耳への圧迫感が少ないと感じている。そのぶん長時間、耳に付けていられる。

リモコンには、
・マイク
・ボリューム
・マルチファンクションキー
などの機能を搭載する。
ハンズフリー通話や、ボリューム調整、曲送り/戻しは、手元でも操作できる。
また、マルチファンクションキーを長押しすることで、GoogleやSiriなどの音声検索を利用することもできる。
残念ながら、リモコンのボリューム調整操作は、iOSでは未対応である。


ハンズフリー通話や、ボリューム調整、曲送り/戻しを手元で操作できる



■デュアルリスニングを体感
早速、「STH40D」を耳に装着して、日常生活を過ごしてみた。
まず感じたことは、いつも使っているカナル型イヤホンに比べて、耳への負担が少ない点だ。

カナル型イヤホンは耳の穴で固定しているが、「STH40D」は耳全体で固定している。
さらにリングサポーターが耳の穴によくマッチする形状ため、フィット感がよい。

気になる音質だが、同じように外音が聞こえる骨伝導イヤホンとは異なり、音導管を通して鼓膜へダイレクトに音を届けるため、外部の音が少ない屋内であればカナル型イヤホンと変わらずに音楽を楽しむことができるだろう。また使用しながらでも、会話もできるため、作業しながら音楽を聴くには、ちょうどよい。

音楽を聴きながら、まわりの音が聞ける恩恵は、会話ができるだけではない。
カナル型イヤホンでボリュームを上げてしまうと、自宅で宅配便に気づかないことが多かったが、「STH40D」なら、耳の穴が塞がっていないので、宅配便の到着チャイムも確認できた。


耳の穴がふさがっていないので、宅配便が来ても気づかないことがなくなった


さらに取材や打ち合わせなど、移動で電車を利用する際でも構内や車内放送がよく聞こえた。
これまでのカナル型イヤホンでは、構内や車内放送が聞き取れないことも多かった。

リモコンに関しては、マルチファンクションキーを押すことで、Siriとマイクを通してやり取りすることができる。
ただし、リモコンのボリューム調整操作は、iOSには未対応であるため、iPhone本体を操作しない場合には、「Siri、ボリュームを上げて」といった具合に音声コマンドで入力する必要があった。またiPhoneで外出時は、本体でボリュームを調整するほうが手軽かもしれない。


耳の穴がふさがっていないので、電車の中で音楽を聴いても、車内放送を聞きもらすことがない


「STH40D」は、お手軽な価格で「Xperia Ear Duo」と同様に音楽を聴きながら会話もでき、耳の負担も少ないので、長時間のリスニングを楽しみたい人にとって最適なイヤホンだろう


ITライフハック 関口哲司