ごめんで済まない!? 親が守らせるべき「公園遊びマナー」8箇条
公園遊びが楽しい時期になりました。公園にはいろんな楽しい遊具があって、小さな子どもにとって絶好の遊び場ですよね。
【子ども】お友達にケガさせちゃった!円満におさめるために「親がまずすべき事」
公園遊びには、公園それぞれに設けられているルールを守ることはもちろん、共通して親が守らせなければならないマナーもあります。特に、遊具の扱いには注意が必要です。
マナーをしっかり守らないと、子どもがケガを負ってしまったり、あるいは他の子どもにケガをさせてしまう可能性も…。
一般社団法人日本公園施設業協会のお話とパンフレット「仲良く遊ぼう安全に」をもとに、公園の遊具での事故の実態と、親が守らせるべきマナーについてお伝えします。
公園の遊具の事故…どんなものが多いの?
平成28年の消費者庁のニュースリリースによると、公園などでの遊具による子どもの事故の情報は、1,518 件寄せられており、事故が多くなる季節は、3月〜5月頃。まさに今の時期です。
危害の度合いでは、「軽症」が 最も多いですが、入院を要するものや、治療期間が3週間以上となる事故(「中等症」以上)も 、3割近くを占めています。そして、この3割の中には、「重症」や「死亡」にいたったケースもあります。
事故が多い年代は、6歳以下の幼児で、7割を占めています。
事故が起こった遊具の種類は、「滑り台」が 最も多く、 次いで「ブランコ」、「鉄棒」、「ジャングルジム」と、様々な遊具で事故が起きています。
事故の種類では、「転落」の割合が最も高く、その他「ぶつかる・ 当たる」と「転倒」を合わせると、大半を占めています。
事故を防ぐには、「遊具の適切な設置や」、「点検」、「注意事項の分かりやすい設置」など、安全対策も大切ですが、一方で利用する子どもや保護者が注意することで避けられる事故も、たくさんあります。
事故の割合がもっとも多い6歳以下の子どもは、遊ぶときのルールやマナーをよく分かっておらず、字もスムーズに読めません。
公園に連れていく大人がマナーをしっかり守らせて、安全に遊ばせることが大切です。
公園の遊具遊び、親が守らせるべきマナー8箇条
公園の遊具で遊ぶときは、以下を守るべきマナーとして親がしっかり知っておき、子どもに守らせるようにしましょう。
1. 飛び降りない
すでに述べたように、遊具での事故で一番多いのは、「転落」です。滑り台の上や、ブランコ、ジャングルジムの上から飛び降りないように注意をしましょう。
2. 押さない(突き飛ばさない)
頭の比率が大きい幼児は、軽く押しただけでもバランスを崩しやすく、つまずいたり、転落してしまう危険性が高いです。他の子を押したりしないよう、しっかり言い聞かせましょう。
3. 順番を守る
人気の遊具は子どもが集まりやすく、順番を守らないと、子ども同士のけんかの原因になり、2.で挙げた、押したり突き飛ばしたりというトラブルも起こりやすくなります。
順番は必ず守らせるようにしましょう。
4.遊んでいるそばに近づかない
遊具で他の子が遊んでいるところに近づくのは、とても危険です。
滑り台の降り口、ブランコ、鉄棒、ターザンロープなどは、スピードがつく遊具のため、ぶつかったときのダメージはより大きくなります。注意をしましょう。
5. 遊具は正しく使用する
遊具を正しく使用することも、事故やトラブルを防ぐために大切です。
滑り台を登る、シーソーに立って乗る、一人乗りのスプリング遊具に二人乗りする、ターザンロープに二人で乗る、ブランコのはりにぶらさがる、などの行為はしないよう注意をしましょう。
また、遊具の対象年齢も守りましょう。
6. かばんや水筒、マフラー、ヘルメットなどを身に着けて遊ばない
かばん(ランドセル)や水筒、ヘルメット、また、冬場だったらマフラーを巻いている子どもも多いと思いますが、これらを身に着けたまま遊ぶと、遊具にからまって体が抜けなくなったり、宙づりになったり、首が締まってしまうということも、よくあります。
遊具で遊ぶ際は、これらのものを身に着けたまま遊ばせないよう注意をしましょう。
7. 脱げにくい靴を履く
遊具で遊ぶときは、脱げにくい靴を着用しましょう。これから暑くなってくると、サンダルなどで出歩くことも多くなるかと思いますが、サンダルは脱げやすく、転んだり滑ったりする確率が高くなります。
また、脱げやすい靴では、子どもが遊具を使用しにくく、思いっきり遊ぶことができません。
8. 上着の前を開けっ放しにしたり、フードのついた服は着ない
上着などを着て遊ぶ場合は、上着の前は開けっ放しにしないようにしましょう。フードのついた服も要注意です。かばんや水筒を身に着けているときと同様、遊具にからまる危険性があります。
子育て中の保護者へのメッセージ
最後に、一般社団法人日本公園施設業協会より、子育て中の保護者に向けて、忘れてはいけない大切なメッセージを2つお伺いしましたので、お伝えします。
1. 「目が、声が、手が届く位置」で見守ろう
3歳未満の乳幼児が公園の遊具で遊ぶ場合、保護者が一緒に遊ぶかすぐそばで見守るのが原則ですが、3歳から9歳の子どもは、子ども自身である程度自由に遊具を扱える年齢なので、つい油断してしまいがちです。
ママ同士のおしゃべりで夢中になったり、最近では公園で子どもを遊ばせながら、スマホに集中している親御さんもいらっしゃるようです。
ほんのちょっと目を離したすきに起こるのが、事故です。
3歳から9歳ぐらいの年齢の子どもを公園で遊ばせるときは、必ず「目が届く位置」「声が届く位置」「手が届く位置」を探して見守るようにしましょう。
2. 外遊びは子どもの発育を促す。どんどん遊ばせよう
子どもの体力・運動能力は、昭和60年頃から低下を続けています。今の子どもたちは、身長・体重などの体格は親の世代を上回っているのに、体力・運動能力の面では親の世代を下回っています。
その最大の原因は、保護者の意識の中で外遊びの重要性が軽視されがちになったこと、また、テレビゲームやタブレットなど、家の中でも楽しめる娯楽が増えたことで、積極的に身体を動かす機会が減ったことであると考えられます。
公園は、ルールやマナーを守って遊べば、また大人がしっかり見守っていれば、遊びの中で子どもの体力や運動能力を向上させることができる、素晴らしい場所です。どんどん遊ばせてあげてほしいと思います。
まとめ
今回取材にご協力いただいた一般社団法人日本公園施設業協会のホームページでは、公園の遊具での遊びの注意点など詳しい内容を記載したパンフレットが、閲覧・ダウンロードできるようになっています。
ぜひ一度目を通しておきましょう。
【取材協力】一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)
パンフレット「仲良く遊ぼう安全に」
【参考】 消費者庁HP「遊具による子供の事故に御注意!」
