1日放送、フジテレビ「すぽると!」ではなでしこジャパン安藤梢が生出演。2-4で敗れたEAFF女子東アジアカップ初戦の解説を行った他、番組が用意した質問に答えた。

北朝鮮代表に大敗を喫したなでしこジャパンについて「4失点のうち3失点は同じパターンでカウンターからやられてしまった」と切り出した安藤は「カウンターの準備が悪かった。北朝鮮は日本でやるよりもスピードがあるのでその辺の対応が遅れてしまったのと、3失点同じ形で決められてしまっているのが試合の中で修正できたらよかった」と無念の表情を浮かべた。

それでも奪った2得点は「増矢(理花)選手、杉田(亜未)選手の2得点、素晴らしいシュートだった」と振り返り「攻撃面で積極的にプレーしてましたし前を向いたプレーを見せてくれていた。そういう意味でも収穫があった」と評価した。

また、女子W杯初戦のスイス戦で負った負傷(左足首骨折)は現在リハビリに励んでいるという安藤。ケガした時の気持ちを訊かれると「目の前が真っ白というか受け入れられなかった。その日は全く眠れなかったんですけどああいうのは初めて。皆がいてくれてチームメイトがいっぱい声をかけてくれたので前を向けましたし笑顔になることができました」と話す。

その他にも、安藤がチームを離脱している間、なでしこジャパンの選手達が用意した(安藤のユニフォームを着せた)シロクマのぬいぐるみについて訊かれると「このユニフォームは私がスイス戦に着ていたもので宮間(あや)選手に託していった」と明かした安藤は「次の試合でシロクマが着てベンチに座っていたのを見て皆の想いが嬉しかった」と目を潤ませた。

今後は「まずは公式戦に復帰して元気な姿を見せたい」と目標を口にした安藤は「ちょうど5日くらい前からゆっくりですけどジョギングをはじめました」と順調に回復している様子をうかがわせると、「ケガしてすぐ次の日に澤さんから"すぐに次があるからね"って言われてオリンピックを目指せってことを言われた」などと澤とのエピソードを紹介。「その時は頭が真っ白だったんで後で冷静に考えた時にその澤さんの言葉が残ってて、実際に澤さんが私の歳の時にバロンドール獲ってますし背中を見せてくれているんで自分もできるんじゃないかって思わせてくれてる」と感謝の言葉を述べた。