転勤を辞退してから、キャリアは静かに形を変えました。家族の笑顔を守り抜いた代償は、想定より少ない退職金――。大手金融機関を勤め上げたある男性のサラリーマン生活の残酷な通信簿をみていきます。「パパ、行きたくない」あの日選んだ家族の形55歳で役職定年を迎え、現在は出向先で働くタカノリさん(仮名)。給与はそれまでの年収から大幅に減少しました。彼はかつて、全国の支店を転々としながら、現場の最前線で成果を上げ