冷徹な社会風刺とスリラーが融合した日本未公開の中国映画『盲山』(2007)が、7月18日(金)よりシネマート新宿にて1週間限定で上映されることが決定した。人身売買の犠牲となり、山奥の村に“花嫁”として売られてしまった大学生の行く末を、生々しく残虐性を帯びたドキュメンタリータッチで描く本作。中国政府による厳しい検閲でおよそ20ヶ所ものシーンをカットさせられながらも、最終的には国内上映を全面的に禁じられた一作だ。