漫画を高く売るためには?「その単行本の発売日から1カ月半以内に売る」

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大掃除をすると、不要な漫画の単行本がたくさん出てきたりしませんか。せっかくだからと古書店に売りに行く人もいらっしゃるでしょう。そこで、漫画の単行本を高くかってもらえるコツについて取材しました。

漫画の古書を扱う大手、『株式会社まんだらけ』、取締役の辻中雄二郎さんにお話を伺いました。

■高く売りたいなら「早く」売る!

――漫画の古書を高く売りたいという人はどうすればいいのでしょうか?

辻中取締役 高く売りたい場合は、とにかく早く売ることです。「その単行本の発売日から1カ月半以内」というのが高く売れる期間です。もちろんタイトルによりますが、400円で買った単行本が「200円」、場合によっては「250円」で売れる可能性があるのはこの間です。

――なぜ「1カ月半」なのでしょうか?

辻中取締役 「漫画の単行本を買って、読み終わったらそれを古書店に売りに行く」という習慣を持つ人が増えていて、そのサイクルがどんどん早くなっているのだと思います。その期間の間は、店舗の在庫も少ないです。それを過ぎると在庫も増えてくるので、高額で買い取っても仕方なくなるのですね。

昔はこの期間が長かったんですよ。例えば3カ月とか。それが今では半分になっています。

■価格はあくまで需要と供給のバランス

――高額で買い取ってもらえるタイトルというのはあるのでしょうか?

辻中取締役 それは常に変動しています。というのは、在庫状況によるのです。例えば、この漫画のこの巻だけ在庫が少なくなっている、なんていう状況のときには、多少割高でも買い取りをしますし。

現在は、漫画の在庫状況をPOSで管理していて、この巻だけないとか、この漫画は在庫が多いとかリアルタイムで分かりますので、それによって買い取り価格も変動するのです。本当に需要と供給のバランスです。当然、レアなものは高額になります。

■漫画を買い取ってもらえる条件

――大掃除などで不要な漫画が出て、それを売るなんて場合には、やはり安価になってしまうのでしょうか。

辻中取締役 先ほど申し上げたように、買い取り価格は常に変動しているので、一般的なお話ができない状況です。ただし、「ぬれのないこと」は絶対です。ぬれてしわになったものだけは買い取りできませんので。

また、漫画ならカバー必須、「日焼け」や「やに汚れ」がないことが大切です。

※「日焼け」や「やに汚れ」については、貴重な漫画であれば特に買い取り不可の条件にはなりません。

――帯とか付き物などはそろっていた方がいいのでしょうか?

辻中取締役 それで特に買い取り価格が上がるとは思っていただかない方がいいです。ただし、そういったものがそろっていた方が高値になるというタイトルがあるのは確かです。例えば、書店さんで初回特典を用意する、という作家さんがいらっしゃいますよね。

こういう作家さんの漫画は、コアなファンがいます。ですから、帯、付き物などがそろっていた方が、買い取り価格が高額になる可能性はあります。

――ありがとうございました。

■漫画を古書店に売る際には!
・漫画を高く売りたい場合は早く売りに行くこと
・発売日から1カ月半以内であれば高値で買い取ってもらえる可能性がある
・漫画の買い取り価格は常に変動している
・カバー必須、できるだけ美本
・ぬれたものは買い取ってもらえない
・全巻そろっているものは、そろえて持ってきた方が良い

⇒『株式会社まんだらけ』の公式サイト
http://www.mandarake.co.jp/

(高橋モータース@dcp)