VRヘッドセット開発でリードするOculusとタッグを組んだSamsungがスマートフォンを装着するタイプのVRヘッドセット「Samsung Gear VR」を発売しました。あくまでもInnovator Editionという量産前の先行モデルという位置づけですが、「Oculus Rift」よりも早い市販化ということになります。

Samsung Gear VR Innovator Edition

http://www.samsung.com/us/mobile/wearable-tech/SM-R320NPWSXAR?CID=AFL-hq-mul-0813-11000170

Samsung's Gear VR is the first virtual reality headset you might actually want to buy | The Verge

http://www.theverge.com/2014/12/8/7353045/samsung-oculus-gear-vr-virtual-reality-headset-on-sale-price

これがVRヘッドセット「Samsung Gear VR Innovator Edition」



前面のカバーを取り外してスマートフォンを取り付けて、スマートフォンの画面を左右に2分割することでVR空間を演出します。なお、Samsung Gear VR Innovator EditionはGalaxy Note4専用モデルです。



ゴーグルは2種類のレンズを使って左右の目に別々の映像を映し出すことで、VR(仮想現実)空間を、周囲360度に作り出すことが可能。



画面解像度はOculus Riftよりも高く1280×1440ピクセル。



側面のロゴにあるとおりOculusとの共同開発品なので、性能は期待できそうです。なお、Samsung Gear VR Innovator Editionは、VRソフトウェアの開発者やアーリーアダプター層向けに開発された量販モデル前の先行プロトモデルという位置づけで、価格は199.99ドル(約2万4000円)となっています。



Samsung Gear VR Innovator EditionはSamsungの公式サイトAT&Tの公式サイトで販売中で、現在はアメリカ国内のみの発送。なお、VerizonのGalaxy Note4には非対応なので注意が必要とのことです。

Oculus開発のアプリ数本を含めてSamsung Gear VR Innovator Editionで使えるVRアプリはすでに10本以上リリースされているとのことですが、Samsung Gear VR Innovator Editionにはゲームコントローラーが付属していないため、ゲームを楽しむには別途用意する必要があります。



SamsungやOculusは「粗悪な商品が世に出ることでVRヘッドセット市場がブレイクすることなく消えていくことを恐れている」ため、Samsung Gear VR Innovator Editionの早期リリースに踏み切った模様。199.99ドル(約2万4000円)という価格は、「Carl Zeiss Enters VR」の99ドルや、Googleのダンボール製VRヘッドセットより高価ですが、Samsung virtual realityのニック・ディカルロ上席副社長が「性能には自信がある」と述べる通り、性能の高さは期待できそうで、VRヘッドセット市場の行方を占う試金石となりそうです。