自宅で七輪。コツ・注意点から焼くと楽しい意外なオススメまで
食欲の秋。うまみを増した旬の味覚も、せっかくだから調理法にこだわっておいしさを引き出したいもの。いつもならグリルで焼く魚や野菜・キノコも、炭をおこして七輪で焼けば、ひと味違う一品になる。そこで、七輪の製造メーカーである能登ダイヤ工業株式会社の河原さんに、七輪での調理についてお話を伺った。
まず、七輪を使うメリットとはどんなところにあるのだろう?
「七輪で焼くと、食材が炭火の熱で焼けてゆく様子をじっくりと観察できます。その焦げ色や煙、食欲をそそる香り、ジュジュッと焼ける音、赤外線の熱、そして焼けた食材を味わうという“五感の刺激”があるんです。また、食材の外側をパリッと、内側をジューシーに焼き上げます。網を使って焼くことで余分な脂も落ち、煙で食材が燻されて燻製のような味わいが生まれます」なるほど、“五感の刺激”があるというわけか。話を聞いているだけでも、七輪への期待は高まってくる。では、そんな七輪を上手に使うコツは?
早速七輪を使いたくなってきたが、マンションやアパートなど共同住宅の場合、気になるのは煙やにおい。どうすればよいのだろうか?
「今どきの高気密な住まいで使用すると、一酸化炭素中毒の危険がありますので、なるべく屋外で使いましょう。屋外といってもベランダはNGです。もし屋内で使う場合には換気扇の下で、脂分の少ない食材を焼くのがおすすめ。脂分の多い食材を焼くと煙が出て、部屋に匂いがついてしまいます。ただし換気扇の下といえ、火災報知器が反応してしまうことがあるので、管理規約を確認したり、または管理人に相談しましょう」調べてみると屋内用の七輪もあるようだ。では以上をふまえて、七輪でつくるおすすめのレシピを伺ってみた。
■秋なすの姿焼き
素材の味と炭火の実力を楽しめる、シンプルな一品。
材料:秋なす、好みの調味料と薬味
1.なすはへたのまわりに切り込みを入れ、焼き網にのせてあぶる。
2.皮の色を見て返し、全体が柔らかくなるまでじっくり焼く。
3.焼けたら皮をむき、好みの調味料と薬味でいただく。
■里いものしょうがにんにくみそ焼き
みそは炭火と相性抜群。あぶると香りが立って食欲を刺激し、素材の味も引き立てる。
材料:里いも、しょうが、にんにく、みそ
1.しょうが、にんにくはすりおろし、みそと混ぜる。
2.里いもは皮をむき、串に刺してあぶる。
3.火が通ったら1を塗り、再びあぶる。
*季節の野菜+薬味+みその組み合わせは多種多彩に楽しめる。
そして河原さんからの意外なおすすめは、ずばりおやつだ。
「最近、焼いて楽しむビスケットやチョコ菓子が流行りましたが、同じ感覚でビスケットにチョコレートやキャラメルなど溶けるものをトッピングして焼くと、食感が楽しいですよ。また、果物をあぶるのもおすすめ。焼きバナナやりんご、いちじくなど、意外とイケるものから微妙なものまで、遊び心でチャレンジしてみてください」素材が焼ける過程をも味わうという、スローな楽しみを教えてくれる七輪。試してみてはいかがだろうか。
●取材協力能登ダイヤ工業株式会社
HP:http://www.notodaiya.com/index.html
