ユヴェントスMFアルトゥーロ・ビダルは、どんなことも恐れない。常に新たな挑戦を目指す彼は、難しいことが好きなのだ。そこで、彼はシーズン後、アンドレア・アニェッリ会長に背番号10を委ねるように求めた。クラブは考えているところだ。もともとは、これから獲得する予定のトッププレーヤーに背番号10を渡すはずだった。だが、ビダルが自ら名乗り出たことで、考えているのだ。

ユヴェントスの背番号10は、デリケートな問題だ。アレッサンドロ・デル・ピエーロの後継者になるのは、誰にとっても重いことである。実際、デル・ピエーロ不在の1年目となった今季、背番号10は不在だった。唯一望んだのはFWセバスティアン・ジョヴィンコだったが、アントニオ・コンテ監督とクラブは、避けられない比較となることを避けたのだ。

2012年夏、背番号10はFWロビン・ファン・ペルシのために用意されていた。だが、マンチェスター・ユナイテッドがたくさんのゼロを並べたオファーを提示したことで、ユーヴェの目論見は失敗に終わる。MFクラウディオ・マルキージオとMFアンドレア・ピルロはそれぞれ8番と21番を保ちたいと述べ、GKジャンルイジ・ブッフォンも「1」に「0」を加えることを拒んだ。

また、ユヴェントスが現在交渉中の選手たちも、現所属チームでそれぞれ10番以外を使用している。FWステファン・ヨベティッチは8番、FWゴンサロ・イグアインは20番、FWカルロス・テベスは32番だ。そして、彼らがこの番号を変えたがるとは限らない。ただ、ヨベティッチに関しては、マルキージオから譲られることがないのを理解しているが。

つまり、ビダルは理想的な解決策となり得るのだ。理由は5つある。まず、デル・ピエーロとポジションが異なるため、テクニカルな比較をされることがない。次に、リーダーとしての性質を備え、プレッシャーにも耐えられる。3つ目は、世界中に知られた最高級の選手であることだ。そして、ゴールを決めることができ、PKも蹴る。最後に、さらなる契約延長が見込まれ、またそれに関わらず、ユヴェントスとさらに深く結ばれ得るということだ。

アニェッリ会長はシーズン中、そしてスクデット獲得を決めてから、さらにこのテーマに取り組んでいる。ボールはクラブと、そしてインターネット上のサポーターたちに委ねられるだろう。ビダルを推す者も、同じく偉大なるストライカーに10番を使ってほしいという者と、永久欠番にすることを望む者と、それぞれいるだろう。

デル・ピエーロは以前、「子供たちがユーヴェの10番を夢見続けられるようでなければいけない」と語った。ビダルが夢見ていることは確かだろう。