16日のセリエA第25節でユヴェントスと対戦するローマには、2つの考えがある。一つは、ユヴェントス戦が最高の治療薬になるという考え。もう一つは、危機まっただ中の一週間を終える上で最悪の相手という考えだ。

前節でサンプドリアに敗れ、FWフランチェスコ・トッティではなくFWパブロ・オスバルドがPKを蹴って失敗したこと、オスバルドに対する激しい抗議など、さまざまな騒動に包まれている中で、アウレリオ・アンドレアッツォーリ監督は本拠地オリンピコでのデビューとなる一戦を迎えつつあった。

そこに介入したのが、トッティだ。キャプテンは14日、自らの公式サイトで、騒動を終わらせて、ユヴェントス戦に向けて準備するように求めた。だからこそ、この一戦は重要だ。再出発の試合となるのか、それとも再びカオスに陥るのか。一つ疑問なのは、アンドレアッツォーリ監督がどのシステムを採用するのかだ。15日朝の練習では3-5-2が試されているが…。

右ひざを痛めているオスバルドと、熱があるMFアレッサンドロ・フロレンツィは、それぞれ招集メンバー入りした。だが、出場するとは限らない。アンドレアッツォーリ監督はオスバルドについて、「調子が良ければ必ずプレーする。まあ3バックにするかは決めていない」とコメント。次のように続けている。

「ユーヴェとローマの間には勝ち点21があるが、数字ほど不平等な対戦ではない。ユヴェントスは士気が高く、しっかりした組織がある。(アントニオ・)コンテ監督には賛辞を送るよ。ユーヴェのプレーを見るのは楽しいからね。だが、両チームの価値は順位表で反映されていない」

「この試合はほかと同じ一戦だ。勝ち点3に変わりはない。だが、このタイミングでユヴェントスと対戦することは、我々にとってなかなかないチャンスだ。少なくとも競争力があることを示すためにね。ユヴェントスはイタリアでも欧州でも非常にうまくやっている。リスタートするには理想的な試合だ。このチャンスを逃さないと信じている」

「私はこの仕事をすることを楽しんでいる。この10日間は個人的な喜びだったよ。選手たちも意欲的だ。サンプドリア戦で(エリック・)ラメラのゴールが取り消されなければ、すべてが変わっていたかもしれない。その後の日々もね。サッカーではよくある、一つのアクシデントというところだ」

「すべてはドレッシングルームでまとまり、実際とは違うように報じられることは多い。悪意があるときもね。特にオスバルドに対してはそうだ。実際には彼に対してたくさんの愛情があった。悪意はなかったよ。私やクラブから誰かが叱られたというのも、事実ではない。トッティが木曜に言ったことは知っているだろう?」

「ファンがオスバルドにしたことも、良くなかった。彼は、自分が避けられたはずのことをしたということを理解した。でも、トリゴリアを出て、車を蹴られ、卵を投げられるなんて、キツいことだよ。我々には重要な選手たちがいる。街にとって、クラブにとって、車を壊すようなサポーターがいるというのは、良い宣伝にならないだろう。私が強い選手だったら、ローマには行かない。理解できるだろう?」

「可能であれば、何が実際にあったかを言いたいが、それはしない。残念だよ。いくつかの記事で悪意とともに書かれたのとは違うのだから、話せたらよかったんだがね」

ユヴェントスからは先日から、ローマをリスペクトする発言が届いている。アンドレアッツォーリ監督も同じだ。

「彼らと同じように、私もアグレッシブなローマを期待している。働いているところだよ。(ポール・)ポグバがいるユーヴェ? 彼は価値ある選手だが、(クラウディオ・)マルキージオがいないのは大きい。私は、彼が最高のインサイドハーフの一人と考えているからね。だが、ユヴェントスには重要な選手たちがたくさんいるし、問題はないと思う」