「戦略」の語源と「勝ち」の定義/純丘曜彰 教授博士
初めまして!営業・課長職をしている者です。経営戦略で「戦略」とは「勝つための作戦」で本来戦争用語だという事を聞きましたが確かでしょうか?また「勝つ」という事は何を指しているのでしょうか?業界内での順位?社会的な認知度?自社内での前年対比?少し前の「勝ち組」なる言葉も意味を理解しまいまま受け入れていました。具体的な「勝ち」とは何でしょうか?
おいおい、けっこういい加減な話がまかりとおっているみたいだなぁ。「戦略」が問題になったのは、ナポレオン戦争がきっかけだ。
古代ギリシア語で、「ストラトス」の第一義は、宿営。「ストラテーギアー」は、宿営の運営のこと。当然、軍隊の運用の意味を含んでいる。(「ストラテーゴス」は、関係ない。ランダムハウスもあまり当てにはならんよ。)
英語に入ってきたのは、革命時のフランス語から。それまでの傭兵軍は、自給自足であり、「キャンティーン(酒保)」と呼ばれる兵士の家族や武器食料の行商人が軍隊の数倍の規模で付き従っていた。ところが、ナポレオンは、傭兵を廃し、巨大な国民軍を国外にまで動かした。ここにおいて、補給の確保が軍隊運用上の国家的大問題になった。現地占領国から徴発するのがつねだが、ロシアは、それを知って、みずからの街を焼く焦土作戦を採り、遠征してきたフランス軍を壊滅させた。
したがって、「戦略(ストラテジー)」は、たしかに、軍事用語だが、勝つための作戦、というのは、まちがい。軍隊の補充や補給などの「兵站(へいたん、コミッサリアート)」、さらには、軍事物資や生活物資の資源や生産の管理を含む戦争遂行のための運用術のこと。
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おいおい、けっこういい加減な話がまかりとおっているみたいだなぁ。「戦略」が問題になったのは、ナポレオン戦争がきっかけだ。
英語に入ってきたのは、革命時のフランス語から。それまでの傭兵軍は、自給自足であり、「キャンティーン(酒保)」と呼ばれる兵士の家族や武器食料の行商人が軍隊の数倍の規模で付き従っていた。ところが、ナポレオンは、傭兵を廃し、巨大な国民軍を国外にまで動かした。ここにおいて、補給の確保が軍隊運用上の国家的大問題になった。現地占領国から徴発するのがつねだが、ロシアは、それを知って、みずからの街を焼く焦土作戦を採り、遠征してきたフランス軍を壊滅させた。
したがって、「戦略(ストラテジー)」は、たしかに、軍事用語だが、勝つための作戦、というのは、まちがい。軍隊の補充や補給などの「兵站(へいたん、コミッサリアート)」、さらには、軍事物資や生活物資の資源や生産の管理を含む戦争遂行のための運用術のこと。
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