お台場で、海苔の養殖? 今年も24日から育成開始
お台場の海で、海苔の収穫…まったく想像がつかないが、24日から今年度の作業が開始されることがわかった。
港区台場といえば、フジテレビやアクアシティをはじめとして、ショッピングに観光にと多くの人が全国から訪れ、東京を代表する観光名所となっている。
お台場は元々、東京湾に浮かぶ埋立地「13号地」であった。その地名の由来となる「台場」は、江戸時代にペリー襲来を恐れて江戸幕府を防衛するために建てられた砲台だ。その後は長い間忘れられてきたが、1990年代になって、東京都市博開催が計画され、それに伴って開発が始まった。
都市博中止が決まった後は、臨海副都心として本格的な開発が進み、オフィスや商業地が続々建てられた。フジテレビが社屋を新宿・河田町からお台場に移転したのは1997年のことだ。その後、ジョイポリスやパレットタウンなど娯楽施設も登場し、近年は高層マンションの建設も進んでいる。
そんなお台場の海で、海苔の育成…。これは、おととしから東京都港湾局と国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所、そして地元の港区立港陽小学校などが協働で行っているプロジェクトで、港陽小学校5年生の総合的学習における環境学習の一環として、海苔の育成を行うというものだ。
お台場周辺の東京湾はかつて海苔の養殖が盛んな場所だったが、1962年にその歴史が一旦幕を閉じる。それから40年以上にわたって「東京湾の海苔」は忘れ去られた存在となっていた。
国土交通省管轄・東京港湾事務所によると、おととしの2月、お台場海浜公園で東京湾では約40年ぶりとなる、海苔の養殖に成功した。「かつてはさかんだった海苔の養殖をお台場海浜公園で復活させて、次世代に伝えていこう」ということで、地元の区立港陽小学校を代表としてNPO法人盤州里海の会、NPO法人海辺つくり研究会、東京都港湾局などのメンバーで「お台場環境教育推進協議会」が発足。都の漁業協同組合連合会や東京海上保安部も協力。多くの人たちの夢が、港陽小5年生の環境学習として、ついに実現したのだ。
プロジェクトではまずはじめに、お台場海浜公園の北口付近・第3台場の近くに支柱となる竹を立て、海苔の芽が付いている海苔網を設置した。養殖は自然に任せて行われ、1ヵ月後、無事に海苔が育っていることを確認、収穫された。お台場海浜公園は潮の流れが少なく、海苔が育つか心配されたが、見事に大量の海苔を収穫することが出来た。
港陽小学校では1年生から6年生まで、一貫して「海の学習」を行っている。低学年ではまず砂浜に触れ、どんな生き物がいるのか観察する。潮干狩りも行い、お台場の海で多くの生き物に親しむことから始めている。そして4年生になると、海をきれいにする植物・アマモを種から育て、水槽で熟成。成長した苗をお台場の海に植えて、海水の浄化に貢献している。そしていよいよ5年生になると、海苔作りを行うということだ。
こうした学校を挙げての取り組みは各界から高く評価され、平成18年には小学校では初となる「国土交通省・手づくりふるさと大賞」を受賞。平成19年には「読売教育賞・学校づくり部門」で最優秀賞を受賞した。
それから2年。今年もまた、海苔の養殖を行うことが発表された。まずは今月23日の朝9時から、お台場海浜公園周辺の海岸にて海苔養殖のための支柱立てが行われ、併せて学習会が行われる。そして、翌24日に海苔柵設置と張り込みが行われるということだ。
その後は、来年1月中旬に1回目の刈り取りを行い、2月に2回目の刈り取りと摘み取り、海苔すきを行う。
今年も立派な海苔が育つだろうか。クリスマスイブは恋人とお台場で過ごす、という人は、少し早めに出かけて、小学生たちの活躍する姿を見に行かれてはいかがか。23日の支柱立ては一般参加も可能だ。(詳細はこちら)
◆港区立港陽小学校
http://www2.rosenet.ne.jp/~koyo-e/
◆国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/tokyo/
(編集部 鈴木亮介)
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お台場は元々、東京湾に浮かぶ埋立地「13号地」であった。その地名の由来となる「台場」は、江戸時代にペリー襲来を恐れて江戸幕府を防衛するために建てられた砲台だ。その後は長い間忘れられてきたが、1990年代になって、東京都市博開催が計画され、それに伴って開発が始まった。
そんなお台場の海で、海苔の育成…。これは、おととしから東京都港湾局と国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所、そして地元の港区立港陽小学校などが協働で行っているプロジェクトで、港陽小学校5年生の総合的学習における環境学習の一環として、海苔の育成を行うというものだ。
お台場周辺の東京湾はかつて海苔の養殖が盛んな場所だったが、1962年にその歴史が一旦幕を閉じる。それから40年以上にわたって「東京湾の海苔」は忘れ去られた存在となっていた。
国土交通省管轄・東京港湾事務所によると、おととしの2月、お台場海浜公園で東京湾では約40年ぶりとなる、海苔の養殖に成功した。「かつてはさかんだった海苔の養殖をお台場海浜公園で復活させて、次世代に伝えていこう」ということで、地元の区立港陽小学校を代表としてNPO法人盤州里海の会、NPO法人海辺つくり研究会、東京都港湾局などのメンバーで「お台場環境教育推進協議会」が発足。都の漁業協同組合連合会や東京海上保安部も協力。多くの人たちの夢が、港陽小5年生の環境学習として、ついに実現したのだ。
プロジェクトではまずはじめに、お台場海浜公園の北口付近・第3台場の近くに支柱となる竹を立て、海苔の芽が付いている海苔網を設置した。養殖は自然に任せて行われ、1ヵ月後、無事に海苔が育っていることを確認、収穫された。お台場海浜公園は潮の流れが少なく、海苔が育つか心配されたが、見事に大量の海苔を収穫することが出来た。
港陽小学校では1年生から6年生まで、一貫して「海の学習」を行っている。低学年ではまず砂浜に触れ、どんな生き物がいるのか観察する。潮干狩りも行い、お台場の海で多くの生き物に親しむことから始めている。そして4年生になると、海をきれいにする植物・アマモを種から育て、水槽で熟成。成長した苗をお台場の海に植えて、海水の浄化に貢献している。そしていよいよ5年生になると、海苔作りを行うということだ。
こうした学校を挙げての取り組みは各界から高く評価され、平成18年には小学校では初となる「国土交通省・手づくりふるさと大賞」を受賞。平成19年には「読売教育賞・学校づくり部門」で最優秀賞を受賞した。
それから2年。今年もまた、海苔の養殖を行うことが発表された。まずは今月23日の朝9時から、お台場海浜公園周辺の海岸にて海苔養殖のための支柱立てが行われ、併せて学習会が行われる。そして、翌24日に海苔柵設置と張り込みが行われるということだ。
その後は、来年1月中旬に1回目の刈り取りを行い、2月に2回目の刈り取りと摘み取り、海苔すきを行う。
今年も立派な海苔が育つだろうか。クリスマスイブは恋人とお台場で過ごす、という人は、少し早めに出かけて、小学生たちの活躍する姿を見に行かれてはいかがか。23日の支柱立ては一般参加も可能だ。(詳細はこちら)
◆港区立港陽小学校
http://www2.rosenet.ne.jp/~koyo-e/
◆国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/tokyo/
(編集部 鈴木亮介)
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