30年の節目を記念し、詩集を刊行した居原田さん

 30年にわたり横浜市内で障害者に書道を教えてきた居原田礼子さん(72)=同市栄区=が3冊目の詩集を自費出版した。自身が創作した80編ほどの詩と、それを生徒らが揮毫(きごう)した書を収録。生徒と二人三脚で歩んだ日々を、悲喜を交えて振り返る一冊に仕上げた。

 居原田さんは港南区と栄区で書の指導に当たってきた。生徒は小学生から50代までと幅広く、中には教室発足直後から習い続ける人もいる。

 3月に刊行された詩集には、この10年ほどの間に居原田さんが書きためた作品を収めた。全て生徒との日常のやりとりから着想したものだ。「心細くても行かなくちゃ 勇気を出して行かなくちゃ」の一作は、病気が原因で自信を失いがちな生徒へエールを送るために詠み上げたという。