脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「日本代表が、ワールドカップで優勝するために必要なこと。」と題した動画を公開した。サッカー日本代表が掲げる「ワールドカップ優勝」という目標について、脳科学の観点からその可能性と「フロー状態」の重要性を力強く語った。

動画の冒頭、茂木氏はサッカー日本代表の森保一監督や選手たちが本気でワールドカップ優勝を公言していることに触れ、「本当に素晴らしい」と称賛。日本では、「無理だ」「身の程をわきまえろ」といった冷ややかな風潮がある。しかし、現在の日本代表はそのような日本の風土と一線を画した「ちょっと異次元の根拠のない自信を持っている」と述べ、それが脳科学的にも非常に頼もしい状態であると解説した。

続けて茂木氏は、アスリートのパフォーマンスにおける「脳のリミッター」について言及。「肉体の限界の前に脳の限界が来てしまう」と語り、潜在能力を最大限に引き出すためには、無意識にかかる安全装置をうまく外す必要があると説明した。さらに、ウサイン・ボルト選手が世界記録を出した際の姿を例に出し、リミッターを外し「フローやゾーン」に入った状態こそが、最高に楽しく最大のパフォーマンスを発揮できると指摘している。

動画の終盤、茂木氏は「究極の根拠のない自信を持って、それを裏付ける努力をする」ことが、これまでに見たことのない「最高の景色」を見る条件だと断言した。また、海外のトップリーグで活躍する選手が増えた現在、日本代表の躍進は「我々一人ひとりの人生で、見たことのない景色を見るインスピレーションになる」と述べ、限界を決めずに挑戦する重要性を説いて動画を締めくくった。

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