ヤマモモ

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2026年5月28日、中国メディアの第一財経は、福建省産ヤマモモの防腐剤不正使用問題により、現地の産業全体が深刻な販売不振と赤字に見舞われていると報じた。

これまでの報道によると、福建省漳州市龍海区の一部のヤマモモ集荷拠点で5月中旬に、防腐剤への違法な浸漬や正体不明の甘味料の乱用が行われていた。現場では砂糖の8000倍の甘さを持つ出所不明の複合甘味料や、使用禁止の防腐剤デヒドロ酢酸ナトリウムが使われていたことが発覚し、大きな議論を呼んだ。

記事は、不祥事の発覚後、消費者の購買意欲低下を受け福建省産ヤマモモの売上高が前年同期比で80%も激減し、卸値も1キロ当たり10〜20元(約230〜460円)程度に低迷していると紹介。卸売業者である高遠(ガオ・ユエン)さんが、現在は赤字状態で毎日損をしながら出荷していると語ったことを伝えた。

また、市場の冷え込みはすでに産地まで波及し、買い取り価格が1キロ当たり2〜4元(約50〜90円)にまで下落して栽培コストを割り込んだと指摘。農家の収入は前年同期比で80%以上減少したとしている。

記事は、ヤマモモが皮のない裸の果実で日持ちが極端に短く、遠距離輸送が難しいにもかかわらず、大半が常温輸送の長距離トラックで行われている現状を、「薬漬け」ヤマモモが横行する要因として指摘。コールドチェーンを導入すると物流コストが2倍以上に膨らむため、業者が導入に踏み切れないことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)