砂漠のダイナーにクセ者たち集結 『ユマカウンティの行き止まり』本予告&メインビジュアル
6月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開される『ユマカウンティの行き止まり』の本予告とメインビジュアルが公開された。
参考:サム・ライミも絶賛の犯罪スリラー 『ユマカウンティの行き止まり』6月12日公開へ
2023年のシッチェス国際映画祭において、世界中から選りすぐりのスリラー、サスペンス、アクションなどの作品がセレクトされるORBITA(オービタ)部門で作品賞を受賞した本作。砂漠のダイナーを舞台に、予測不可能な“最悪”がブラックな笑いとともに連鎖する。
監督を務めたのは、本作がデビュー作となった新鋭フランシス・ガルッピ。プロデューサーの自宅を売却し、執念で作り上げた本作が高評価を得たことで、要注目の監督として名を上げた。さらに『スパイダーマン』のサム・ライミが本作を絶賛。自身のライフワークである『死霊のはらわた』シリーズの新作『Evil Dead Wrath(原題)』にガルッピを抜擢した。
1970年代、ユマ郡の砂漠地帯。最後の給油所であるダイナーの戸をセールスマンが叩いた。定刻になっても給油車が来ないのだ。セールスマンはウェイトレスと話しながら時間を潰す。そこに現れたのは、凶悪な銀行強盗。セールスマンとウェイトレスは人質となってしまう。だがガソリンがないので銀行強盗もダイナーから出られない。そんな状況も知らずに次々とクセありの面々がダイナーを訪れる。老夫婦、インディアンのチーフ、頼りない保安官、そして犯罪者を目指すカップル……。はたしてセールスマンとウェイトレスは無事に生還できるのか。
主人公のセールスマンを演じたのは、『サンダーロード』で監督・脚本・編集・音楽・主演の5役をこなしてサンダンス映画祭を制したジム・カミングス。セールスマンと共に人質となるダイナーのウェイトレスを『ハウス・オブ・ザ・デビル』のジョスリン・ドナヒュー、理知的かつ極悪な銀行強盗を『バーバリアン』のリチャード・ブレイクがそれぞれ演じた。
公開された本予告は、映画の冒頭をダイジェストで見せながら、やがて先読みできない展開へと進んでいく。メインビジュアルには、砂漠のダイナーに集まったクセ者たちが一枚に収められており、登場人物たちの緊張感が切り取られている。
また、本作を一足先に観た著名人からのコメントも到着。お笑い芸人・DJのダイノジ・大谷は「噂以上のド傑作クライムアクション」「初期コーエン兄弟やタランティーノ登場の衝撃を思い出す」とコメント。小説家の平山夢明は「これぞデザート・ノアールの傑作だ!」と評している。
■コメント・ダイノジ・大谷(お笑い芸人・DJ)噂は聞いてました噂以上のド傑作クライムアクション人間の愚かさと可笑しさが詰まった秀逸な脚本音楽も最高なのよ初期コーエン兄弟やタランティーノ登場の衝撃を思い出す今年の大事件作品目撃せよ
・平山夢明(小説家)最初のカットからラストまで超緻密に設計されたショットとシチュエーションの連続は息つく間もない。見終わった後はキューブリックの『現金に体を張れ』の苦みを感じさせる。これぞデザート・ノアールの傑作だ!
・SYO(物書き)フーン面白いじゃん…とスカして観ていたら中盤からお…おいマジか…と前のめりになり最後は一人応援上映状態で拍手喝采していた。クセになる乾いた潔さ――新時代の才能襲来。
・末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)胃がせり上がってくるような“緊張感”と思わず唸るような“裏切り”と椅子からずり落ちるようなユーモア"が入れ替わり立ち替わり展開して、観客の想像力を何度もぶっちぎりで追い抜いていく、巧い脚本とはこういうことですよ! と声を大にして言いたくなる超一級品のサスペンスしてスリラーであり人間賛歌、いや哀歌。この映画を観て映画ファンになる少年少女が生まれそう、そういう映画、そういう娯楽、そういう傑作。(文=リアルサウンド編集部)
