スポニチ

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 セレッソ大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は、J2のFC今治から完全移籍で新加入し、17日の名古屋戦で移籍後初ゴールを含む2得点を挙げたU―21日本代表MF横山夢樹(20)が登場。新たな環境で過ごす日々や憧れの先輩、これまでの歩みなどについて語った。

 今シーズンから加入した横山夢樹です。セレッソに来てカテゴリーも上がって、技術の高さや判断の良さ、ポジショニングなど細かいところを含めて「違うな」という部分はあります。でも、周りのサポートもあって充実した日々を過ごせているし、メンタル的にも技術的にも成長している実感があります。

 特に(香川)真司さんからはいろいろなアドバイスをもらっています。「ドリブルは凄いものを持っているから、それをどこで発揮するのか」という話や、細かいポジショニングまで。真司さんは、自分が小学校の頃にテレビで見ていた日本代表の10番。ビッグクラブでの活躍も見ていたし、助言をもらえて本当に光栄です。

 僕自身がサッカーを始めたのは幼稚園の頃。FCトッカーノというチームのU―12とU―15を経て、帝京高に入学しました。本当はJクラブの下部組織に入りたかったけど、練習参加の声すらかからなくて…。その時、東京の高校では帝京が一番強かったので、行くことを決めました。

 高校生活は、自分にとって人生が変わった3年間でした。高1、高2となかなか試合に出られず、プロになることを逆算したら“ヤバい”と。そこから毎日のように自由参加の朝練に行って、ずっと誰かと1対1をしてドリブルを磨きました。高2の選手権が終わって新チームになって、練習試合や大会でいいプレーができた。そうしたら、いきなり高2の2月にU―18日本代表から声がかかった。それまでは東京都のトレセン(選抜)が最高だったので“なんで入ったんだ”と自分でも驚きでした。

 代表活動の直後には、当時はJ3だったFC今治から練習参加の話が来ました。FWで行ったけど、練習試合でボランチが不在で「やってくれる?」と。「うわー」っていう感じだったけど、そこでプレーが良くて(笑い)。練習参加中にオファーをもらいました。

 自分としては“ここ(今治)だ”と即決だったけど、学校の先生に「高2の段階でJ3のチームに決める人はいない」と反対された。でも、絶対に行った方がいいと思ったので、2週間ぐらい毎日、昼休みに職員室へ行って「行かせてほしい」と言い続けて、最終的に「分かった」と言ってもらえました。

 今ではU―21日本代表でもプレーさせてもらって「自分がチームの中心になって五輪に行きたい」と思っています。でも、実際はセレッソのことで頭がいっぱいで…。セレッソで活躍しないと五輪もA代表もないと思うので、目の前に集中してやっていきたいです。

 ◇横山 夢樹(よこやま・ゆめき)2005年(平17)9月23日生まれ、東京都出身の20歳。幼稚園の年中からサッカーを始め、帝京高を経てFC今治に加入。今季からC大阪に完全移籍で加入。父・博敏さんは元Jリーガーで、兄・歩夢はベルギー1部ゲンク所属。1メートル72、67キロ。利き足は右。ドリブルを得意とする攻撃的MF。