18日、参議院決算委員会において、国民民主党・奥村祥大氏が質問している最中に、委員会室に突然「パリン!」という音が鳴り響き一時騒然、議長から「速記を止めてください」と約1分半、質疑が中断するというハプニングが起きた。

【映像】「パリン」と何かが割れた瞬間

 奥村氏は、「日米同盟を基軸として外交展開をしていくというのは言わずもがなですが、それだけでは今日の複雑な国際情勢を乗り切るのは厳しいだろうということも同時に感じております。冷戦の終結によって、世界各国、これでようやく平和が訪れるだろうというふうに感じた。しかし、そうしたユートピア的な、楽観的な思想を明確に打ち砕いたのが、2022年のロシアによるウクライナ侵攻だったというふうに感じます。日米同盟を基軸とするのは当然として、同時にオーストラリア、カナダ、インド、ASEAN諸国という、いわゆるミドルパワーの国々との連携、多層的な外交が不可欠であろうというふうに感じています。茂木外務大臣が、今の世界をどう見られているか御所見をお伺いしたいと思います」と、茂木敏充外務大臣に質問。

 これに茂木大臣は「アジアの国々、一般的にはミドルパワーというより、新興国、途上国のグループ、いわゆるグローバルサウスと捉えられると考えております。いずれにしても、アジアをはじめとするさまざまな国々との連携、これは極めて重要であると思っております。その上で、現下の国際社会の動向について申し上げますと、直近の中東情勢を含めまして、世界は今、超大国の勢力図といいますか、パワーバランスの変化であったり、紛争・対立の激化、さらに圧倒的な技術革新等を受けまして、戦後最も大きな構造的な変化によりまして、安全保障環境も一段と厳しさを増していると考えております」と答弁した。

 その直後、室内に高い「パリン!」といった破壊音が響くと、驚いた議員たちが目を丸くし、数人が立ち上がると、すぐに議長を務める自民党・西田昌司決算委員長が「大丈夫ですか。速記を止めてください」と発言し、質疑が中断した。

 数人の議員が集まったのは、茂木大臣の席付近。テーブルに置いてあった水入りのグラスを、席に戻る際に落としてしまったようで、横に座っていた小泉進次郎防衛大臣が、割れて半分になったグラスを拾い上げ、係員に手渡すシーンも見られた。

 突然の中断というハプニングの後、奥村氏は「ちょっとあれ(ハプニング)もありましたけれども、また落ち着いて私も質疑に入らせていただきたいと思います」と軽く笑みも見せながら質問を再開すると、茂木大臣も「今ちょっと(水を)こぼしてしまいまして、大変失礼いたしました」と苦笑いしてから答弁していた。
ABEMA NEWS