価格差はなんと3倍!?地上波のギャラ下落で公営競技の仕事に注目が集まっている

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公営競技の売り上げが歴代最高を記録

’25年度の公営競技の売り上げが発表された。競輪が前年度比で116.6%の1兆5487億円。ボートレースにいたっては前年度比105.6%の2兆6658億円と歴代最高記録を更新した。

公営競技の売り上げ増に比例して、各レース場のイベントやレース配信も増加。これまで公営競技の仕事には消極的だった大手芸能事務所も参入し始めた。「なかでも、ワタナベエンターテインメント(以下、ナベプロ)が前のめりです」とスポーツ紙記者は言う。

「これまでは公営競技に特化した営業部門を設けている吉本興業とモノマネ芸人の独壇場でした。ところがここ最近、競輪場でナベプロ所属の『四千頭身』や『ぱーてぃーちゃん』、『リンダカラー∞』を見かける機会が増えています」

背景にあるのは、地上波バラエティ番組のギャラ低下なのだという。

「いまや、旬な芸人がテレビに出ても1本10万〜20万円程度です。これが、公営競技の営業だとその3倍は貰えますから。かつては『借金』とか『破産』とかギャンブルにあまりいいイメージがなく、″汚れ仕事″と言われていた時期もありました。ところが、人気タレントを起用したCMの大量投下もあってか、コロナ禍以降は状況が一変。若い男女のファンが増えました。ABEMAは毎日、ミッドナイト競輪のレース中継をしていて、そこでギャンブルの楽しさに目覚める人も多い」(芸能プロ幹部)

競艇ファンを公言している本郷奏多(35)や、トップボートレーサー・峰竜太(41)とサーフィン仲間の三浦翔平(37)ら人気俳優もレース場で行われるトークショーに出演するようになった。

「ボートは予算が潤沢ですからね。本人が希望すれば、トップ俳優も公営競技の仕事を受けてくれるようになりました。競輪はボートほど予算がなく、仕事の奪い合いにはなっていないので参入障壁が低い。ナベプロのような出遅れた事務所やフリーのタレントにはチャンスとなっている」(広告代理店関係者)

競輪は複数の民間企業が投票サイトを運営している関係で、「投票サイトを運営する企業や協賛企業のルートから仕事が依頼されるなど、間口も広い」と制作会社ディレクターは言う。

「実際、サイバーエージェントが命名権を取得している平塚競輪場のイメージキャラクターには元『乃木坂46』の中田花奈(31)が起用され、制作会社『イースト』のグループ会社が運営する投票サイト『Betimo』のYouTube配信番組には元テレビ東京の松丸友紀アナ(44)が出演しています。『ぱーてぃーちゃん』は投票サービス『オッズパーク』とのタイアップでYouTubeにて競輪動画を公開していますね」

大手が本格的に参入してきたことで、これまで公営競技で稼いできたタレントに焦りが見られるようになった。

競輪好きの『安田大サーカス』の団長安田(52)は″ギャラはいらんから、ステージや配信に出して″と競輪場のイベントに飛び入り参加して、″いま、ここにいるタレントより安いギャラでいいから今度、使って!″と直営業しているんだとか」(前出・スポーツ紙記者)

時代の移り変わりとともに、求められる仕事も変わるのである。

『FRIDAY』2026年5月15・22日合併号より