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中東のホルムズ海峡をめぐって、アメリカとイランが再び衝突しました。戦闘終結に向けた交渉についてトランプ大統領が、「順調だ」とする中、何がおきたのでしょうか。

■トランプ氏「なめてきたから返り討ちに」

イランは「アメリカへの強力な反撃」とする映像を公開。ホルムズ海峡周辺で、アメリカとイランが再び衝突する事態が発生しました。いったい何があったのでしょうか。

トランプ大統領
「イランが我々をなめてかかってきたから返り討ちにしてやった」「(米軍の)世界レベルの駆逐艦3隻が海峡を通過した。向かってきた愚かなボートは2分足らずで一掃された」

トランプ大統領はイランを強い口調で非難。そのうえで、アメリカ軍のミサイル駆逐艦3隻がホルムズ海峡を通過しようとしたところ、イラン側が先にミサイルなどで攻撃してきたと主張しました。

イラン中央軍司令部報道官
「アメリカ軍がイランの石油タンカーなどを攻撃した。これに即座に反撃した」

アメリカ側はあくまで「自衛のため」反撃したとしていますが、イラン側はアメリカ側が先に攻撃したと主張。双方の主張が食い違う事態となっています。

さらに、イラン側は、ホルムズ海峡に面した沿岸地域にも、アメリカ軍が空爆を行ったとしています。

そのうちの1つが、ホルムズ海峡に浮かぶゲシュム島です。過去に私たちが取材した時には、島内には店が立ち並び、ショッピングモールには多くの客の姿が見られました。

イラン側は、アメリカ軍がこうした民間地域にも空爆を行ったとし、「停戦違反だ」と批判しています。

一方、トランプ大統領は楽観的な見方を示しました。

――攻撃の後もイランとの停戦はまだ続いていますか?

トランプ大統領
「(停戦は)続いている。交渉はとても順調だ」

ただ、交渉をめぐっては、まだイランからの回答待ち状態です。

■繰り返される攻撃「もう誰も停戦信じていない」

こうした中、懸念されるのがレバノン情勢です。

イランはこれまで「レバノンを含む全ての戦闘終結」を求めていましたが、先月16日の停戦後もイスラエル軍は攻撃を継続。6日には、停戦後初めて、首都ベイルートを空爆しました。

特に激しい空爆が続くレバノン南部で活動する日本人の医師に話を聞きました。

国境なき医師団救急医 渡邉紗耶香さん
「空爆が激しい時には10分おきにずっと鳴っているような状況」

渡邉さんが働く病院の近くにも空爆があり、窓ガラスが割れるなどの被害もでているといいます。

国境なき医師団救急医 渡邉紗耶香さん
「ここ1週間くらい特に激しくなってきていて、レバノン南部では名ばかりの停戦となっていて、もう誰も停戦を信じていない」

“名ばかりの停戦”のもと、各地で繰り返される攻撃。こうした状況の中で、戦闘終結に向けた案に、イランがどう応じるかが注目されます。