元NHKの看板アナ・和久田麻由子の「追跡取材 news LOG」が低空発進、青井実や中川安奈らも民放で苦戦
元NHKのアナウンサーで現在はフリーの和久田麻由子をメーンキャスターに迎えた報道番組「追跡取材 news LOG」(日本テレビ系)が、先月25日より開始した。初回の平均世帯視聴率は3.8%、個人平均視聴率は2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、「期待外れ」のスタートとなった。
番組冒頭、和久田アナは「登場したのは日々ニュースを追いかける記者たちです。『news LOG』は取材の記録、ログをたどりながら記者の情熱や葛藤とともにニュースの真相に迫る番組です」と紹介。同番組は結論だけでなく、結論に至るまでの取材プロセスを通じて真相に迫る“硬派”なニュース番組と銘打ち、同局の森圭介アナウンサーと共にMCを務める。
同番組の放送帯となる「土曜22時」は、安住紳一郎アナウンサーが司会のTBS系報道番組「情報7daysニュースキャスター」などがひしめく激戦区である。
日テレは視聴者からの高い認知度と、NHKの看板報道番組キャスターを務めた実績を誇る和久田アナを迎え、新番組が「ニュースの伝え方に革新を起こし、未来の王道」となるべく勝負に出ていたが、結果は惨敗した。
青井実アナは2年で卒業
NHKの肩書はブランド力が高く、フリー転身後も成功を収めるアナウンサーが数多い。しかし、近年ではそのブランド力が衰えつつあるようにもみえる。
たとえば、2024年春にNHKから民放へと主戦場を移したフリーアナウンサー・青井実は即座に報道番組「Live News イット!」(フジテレビ系)のメーンキャスターに抜てきされた。だが、わずか2年後の今年3月、同番組からの卒業が発表された。
青井アナといえば、丸井グループ創業者・青井忠治氏を祖父に持ち、父は株式会社アトム会長の忠四郎氏、兄も実業家という、放送界屈指の「セレブ家系」出身として知られる。慶應義塾大学を卒業後、2003年にNHK入局し、端正なルックスと安定したアナウンス力から将来の理事待遇も目されるエリート街道を歩んでいたという。
ところが2024年1月、NHK在職中に親族企業から上司の許可なく役員報酬を受け取っていたことが発覚。服務準則違反として厳重注意処分を受け、NHKを“追放”されたといわれていた。
「Live News イット!」への就任は視聴者から冷ややかな視線を注がれ、信頼回復は一筋縄ではなかった。そんななか昨年4月、青井アナは「不適切な言動があった」と番組内で公式の謝罪に至ったのだ。
関係者の証言によると、2024年5月にフリップ演出の不手際をめぐってスタッフを強く叱責し、さらに同年10月、速報対応への不満から放送終了後にピンマイクをキャスター台にたたきつけるように放り投げたという青井アナの“裏の顔”が暴かれた。現在、自身の公式インスタグラムに仕事の問い合わせ先を掲載しているが、未だレギュラー番組は獲得していないとみられる。
中川安奈は私生活ネタが鉄板に
また、昨年3月にNHKを退局した中川安奈アナウンサーも苦戦気味のようだ。
今年3月放送のフジテレビ系バラエティー番組「突然ですが占ってもいいですか?」にゲスト出演した際、自身の恋愛遍歴を暴露。さらには「NHK時代、ニュースやってたので。彼氏とけんかしたりとか、別れることになるかも?とかなったときに。例えば動物園のニュース読んでると『ああ、私も動物園行ったな…』みたいな。楽しい、明るいニュースなのに、表情がもう泣きそうとか」と、恋愛体質であることをカミングアウトした。
話題作りに必死さがうかがえ、今月3日に出演したTBS系情報バラエティー番組「上田晋也のサンデーQ」でも、不審な車に後をつけられた恐怖体験を披露するなど、私生活ネタが鉄板になりつつある。
一部報道では、和久田アナについて「新番組(『追跡取材 news LOG』)がコケたら、独立が大失敗する可能性もある」と伝えられ、各局に対しては「NHKに頼るのではなく、自社のアナウンサーを育てて使うべき」といった声もあるようだ。昔のように売り手市場ではないのが現状である。
