現道の現況(出典:横浜市道路局建設課)

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自動車、歩行者、自転車も快適に使える道路に

 横浜市は2026年3月26日、青葉区内で工事を進めていた都市計画道路「川崎町田線」のうち、恩田町から田奈町にかけての延長約1150mを同日11時に一般開放しました。
 
 どのような道路で、開通してどう便利になるのでしょうか。

 川崎町田線は、川崎市川崎区と東京都町田市を結ぶ延長約25kmの県道(都道)140号線です。横浜市内においては、恩田川や鶴見川に沿い、緑区や都筑区、港北区、鶴見区における東西軸として非常に重要な道路になっています。

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 今回開通したのは、JR・東急・横浜高速鉄道長津田駅の北側、青葉区恩田町のあかね台付近から同・田奈町の田奈小学校前までの延長約1150mです。

 これまで同区間では東急こどもの国線の踏切による慢性的な渋滞が問題視されており、町田方面から横浜方面の往来で、ボトルネックとなっていました。

 そこで新道では道路を鉄道の下をくぐらせて立体的に交差させるアンダーパス方式を採用し、踏切そのものを回避することで交通の流れを改善しました。

 道路は片側1車線となっていますが、幅3mの車線、幅3.5mの歩道に加えて、幅2.5mの自転車道が設けられました。

 自転車道はガードレールで車線と区切られ、歩道とは段差が設けられているのが特徴で、明確に区切られているため自転車、歩行者、自動車がそれぞれ安心して利用できるように作られています。

 同地区の整備は平成8年(1996年)に事業が始まったものの、事業費を確保できなかったために一時中断。紆余曲折を経て約30年越しの開通となりました。

 課題となっていた交通渋滞の解消によって地域の交通ネットワークを改善するだけでなく、通学路としても利用されているのに整備が不十分で途切れがちだった歩道、4月から新ルールが施行された自転車道も改良したことで、同区間を利用するすべての人にとって理想的と言える道路を実現しました。

 なお、横浜市は同区間の東に続く田奈地区約650mの整備事業を進めており、恩田地区と同仕様の片側1車線道路を整備する方針です。