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秋田を代表する伝統工芸品の「樺細工」。その材料となるヤマザクラの植林が仙北市で行われました。山林の荒廃などでヤマザクラは年々減少していて、貴重な資源を育てて伝統を未来へつないでいく産地づくりを目指します。

仙北市西木町のかたまえ山森林公園で行われたヤマザクラの植林には市や樺細工の職人などが参加しました。

角館工芸協同組合 八胗良太郎理事長「この樺細工の将来、やはり若い人方が材料に心配なくやっていくために」

仙北市角館町に江戸時代から伝わる樺細工。材料となるのがヤマザクラの樹皮です。

磨き上げることで独特の色合いと上品な光沢を放ちます。

今回の植林は市と生産者などが連携してヤマザクラを育成し持続可能な産地を目指そうと行われました。園内のおよそ1ヘクタールに「オオヤマザクラ」という種類の苗木50本を植えました。

樺細工に使われるヤマザクラですが今は岩手や福島などそのほとんどが県外産です。さらに人口減少による山林の荒廃などでヤマザクラは年々減少していて材料の確保が課題となっています。

樺細工職人「早く大きくなっていい皮がとれればって思っています」

角館工芸協同組合 八胗良太郎理事長「雪の被害を私らができるだけ少なくするようにして順調に育ってほしいなとそのことが樺細工をやっている人たちに非常に大きな安心感を与えるんでないかという風に期待しています」

植えたヤマザクラが樺細工用に成長するまでには20年以上かかるということです。仙北市と樺細工の関係団体はヤマザクラの管理などで今後も協力しながら将来的な資源確保はもちろん、伝統を未来へつなぐための取り組みを進めていくことにしています。