電子タバコはガソリンスタンドでNG!?(画像はイメージ、Haru photography/PIXTA)

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SNSでも議論…「電子たばこ」をガソリンスタンドで使うのはアリ?

 三重県警・名張警察署は2026年4月20日、名張市内にあるガソリンスタンドで50代男性に暴行を加えたとして、同市内に住む建設業の男(66歳)を暴行の疑いで逮捕しました。

 警察によると男は3月29日の午前10時頃、50代男性からガソリンスタンド内での電子たばこ喫煙を注意されたことに逆上し、男性に電子たばこを投げつけたうえ、体当たりする暴行を加えたということです。

【画像】「ええぇぇ…!」これが「給油口の位置」を一瞬で見分ける方法です!

 通報を受けて警察が現場に駆けつけた際、男はすでに立ち去っていたものの、その後防犯カメラの映像などから男を特定し、逮捕に至りました。

 男は警察の調べに対し、「たばこを投げつけたことは間違いないが、体当たりについてはよく覚えていない」などと供述し、容疑を一部否認しています。

 このようなガソリンスタンドにおける電子たばこ加熱式たばこ)の使用をめぐっては、SNS上でも「使用していいのか?」「点火するわけじゃないから別に大丈夫では」など、その是非がたびたび議論されています。

 なお、基本的にガソリンスタンドでは火災を防止するため「火気厳禁」であり、たばこやライター、マッチなどの使用が禁止されています。

 電子たばこに関しても、総務省消防庁は「火災発生危険のある製品が使用される危険性を排除できないこと」「加熱式たばこが使用された場合に従来の紙巻たばこと見分けることができないこと」などの理由から、ガソリンスタンド内での使用を認めない方針を明らかにしています。

 さらに各電子たばこメーカーにおいても「燃えやすいもの、液体、ガスがある場所や酸素が使用されている特殊な場所ではデバイスを使わないでください」「引火性のもの(ベンジン・シンナー・スプレー・整髪料など)や可燃性のもの(たとえば寝具)の近くや、火がつきやすい環境(ガソリンスタンドなど)で、使用・充電しないでください」などと注意を呼びかけています。

 また海外の事例ではあるものの、男性が給油中に虫を追い払おうとして電子たばこを給油口に近づけた際、引火してクルマが炎上するといった事案も発生しています。電子たばこは紙巻きたばこよりも火災の危険性が低いとはいえ、ガソリンスタンドでは安全のため使用しないことが大切です。

 ガソリンスタンドでは、電子たばこの使用以外にも注意すべき点があり、東京消防庁のウェブサイト「セルフ式ガソリンスタンドを安全に利用するために」では、給油時に次のポイントに留意するよう広報しています。

1. エンジンを切ること
2. 給油キャップを開ける前に、静電気除去シートに触れること
3. 正しい操作で給油すること
4. 注ぎ足し給油をしないこと
5. 給油キャップの置き忘れをしないこと

 上記1と2については、エンジンをかけたまま給油をおこなうと、ガソリンの可燃性蒸気に静電気が引火して火災につながるおそれがあるため、エンジンの停止や静電気除去を促すものです。

 ガソリンは引火点がマイナス40度以下と非常に低く、また揮発性が高いことで大量の可燃性蒸気が発生するほか、静電気のようなわずかな火花で引火する特性を持っています。ガソリンは「危険物」であることを改めて認識すべきでしょう。

 また上記3と4に関しては、ノズルを給油口の奥までしっかり差し込んで給油することや、ガソリンが満タンになった後にガソリンをつぎ足そうとする「注ぎ足し給油」をしないことなど、正しい給油方法を守るよう呼びかけています。

 特に注ぎ足し給油によってガソリンが吹きこぼれると、状況によっては引火する危険性があるため注意が必要です。

 給油ノズルにはオートストップ機能が付いており、ガソリンの満タンを検知して自動で給油が止まります。給油レバーからガチッと音がして給油が止まったときは、それ以上の給油はやめましょう。

 また上記5の給油キャップの置き忘れ・閉め忘れはたびたび発生するトラブルといえますが、これも給油口から可燃性蒸気が漏れたり、走行中に給油口から流出するおそれがあるため注意喚起されています。

 自動車用品店やECサイトなどでは給油キャップの置き忘れ防止グッズが販売されているため、活用してみると良いでしょう。

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 そのほかガソリンスタンドでは、給油ノズルを差し込んだままクルマを発進する事案や、給油スペースにクルマを入れようとした際に給油機へ衝突する事故などが時々発生しています。

 ガソリンスタンド内ではゆっくり安全運転を心がけるほか、スタッフの指示や案内標示などに従って運転することが重要です。