駅のトイレ利用時に「Suicaをタッチして」と言われ“150円”取られた!「電車に乗ってないならタダ」じゃないんですか? 阪急は“20分以内”なら料金不要に…入場券が必要なケースとは

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電車で移動する際に、駅のトイレを利用したことがある人は多いでしょう。しかし、掲題のケースのように、トイレを利用する目的だけだとしても、改札内に入るには原則として料金が発生します。   これは、乗車しない場合でも改札内に入る際には「入場券」が必要なためです。そこで、本記事では「入場券のルール」について紹介します。

電車に乗る以外の目的で駅構内に立ち入る場合は「入場券」が必要

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の旅客営業規則第294条では、「乗車以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、入場券を購入し、これを所持しなければならない」と定めています。
また、同社Webサイトの「きっぷあれこれ」の入場券には、以下の情報が記載されています。


(1)入場券で列車に乗ることはできず、乗った場合には別途運賃を支払わなければならない
(2)入場券の使用時間は、発売時刻から2時間以内
(3)入場券は当日に限って有効

また、京浜急行電鉄株式会社のWebサイト内のFAQ「入場券(駅への入場)」によると、上記のJR東日本と同様であり、より具体的な明記もされています。


「見送りをはじめ、コインロッカーや店舗等を利用するために改札内に入場する場合、または駅改札間を通り抜けするには入場券が必要」

つまり、鉄道各社は、乗車以外の目的で駅構内に立ち入るには入場券の購入を求めており、原則として無料では入場できません。

Suica」や「PASMO」を入場券として利用できる鉄道会社も

JR東日本は、2021年3月13日初電より、IC入場サービス「タッチでエキナカ」を開始しました。このサービスは、交通系ICカードを送迎やエキナカ施設の利用などで改札内に入場することを目的に使用できるものです。
また、「タッチでエキナカ」は、SuicaPASMOを含む10種類の全国相互利用対象の交通系ICカードで利用できます。利用方法は、ICカードを自動改札機にタッチして入出場するだけです。
ICカードで入場した際に、入場券相当額が引き落とされる仕組みです。ただし、同一駅の自動改札機を2時間以内に出場しなければ、追加料金が発生するため注意しましょう。
京浜急行電鉄株式会社も2026年3月14日から、ICカードの入場券利用を開始しました。こちらも利用方法や注意点はJR東日本「タッチでエキナカ」と同様で、送迎や駅施設の利用などで改札内に入場する際に、ICカードを入場券として利用できます。

阪急は20分以内なら無料で入場できる「ICカード入場券」に対応

一方、阪急電鉄株式会社は、2026年3月18日初発より、PiTaPaやICOCAなどの全国相互利用対象の交通系ICカードで改札内に入場後に、20分以内かつ同一駅であれば、改札機にICカードをタッチすることで、料金不要で出場できるサービスを開始しました。
このサービスにより、忘れ物などをして改札外に出る場合や、駅構内の通り抜け、ホームでの送迎、駅ナカ店舗や構内コインロッカーの利用がより便利になりました。
ただし、ICカードを持っていない場合や、改札内に20分を超えて滞在する場合は、通常通り入場券の購入が必要です。なお、阪急も入場券を利用する場合は、当日中かつ入場から2時間以内が有効で、超過すると追加料金が発生するため注意が必要です。

まとめ

乗車以外の目的で改札内に入場する際は、原則として入場券が必要です。入場券にはルールがあり、改札内に長時間滞在すると別途料金が発生する場合があります。
鉄道会社によっては、ICカードで入場でき、一定時間内であれば無料となるサービスもあるため、事前にルールを確認しておくとよいでしょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則 第2編 旅客営業 -第8章 入場券
東日本旅客鉄道株式会社 きっぷあれこれ 入場券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー