原監督肝いり「青学女子駅伝チーム」の影響は… 「再び世界で戦えるようになるかも」
有望な高校生が殺到
先の箱根駅伝で史上初となる2度目の3連覇を達成した青山学院大学陸上部が「女子駅伝チーム」を創設した。指揮官は原晋監督(59)が兼任する。
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名将の肝いりとあって、早速、クイーンズ駅伝5度の優勝を誇るワコールや、アディダス ジャパンなど4団体が女子チームのスポンサーに名乗りを上げた。
スポーツ紙記者によると、
「青学の参入で、三つの大きな地殻変動が起きそうです」
まず、大学女子駅伝の勢力図が大きく変わる。主要大会には全日本大学女子駅伝対校選手権(通称・杜の都駅伝)と全日本大学女子選抜駅伝(通称・富士山女子駅伝)の二つがあり、近年は立命館大、名城大、城西大が三つどもえの戦いを繰り広げている。

「ここにブランド力抜群の青学が加わると、有望な高校生が殺到するでしょう。現にこの春、芦田和佳(のどか/京都・立命館宇治高)と池野絵莉(かいり/兵庫・須磨学園高)の同学年トップレベル2選手が入学しました」
一昨年2冠を達成した立命大の付属校出身者もいるというのは驚きだ。
「まだ2人なので今年は駅伝に出られませんが、来春はより多くの新入生を迎え、選手権で初出場初優勝を目指すとのことです」
再び世界へ
青学が躍進すれば、大学女子駅伝がいま以上に盛り上がるだろう。そうなれば、
「早大や駒大など男子名門校も追随しそう。二つめの影響ですね。女子は高卒で実業団入りするのが王道でしたが、今後は大学進学という選択肢もアリになる。近い将来“女子大生ランナー”が五輪代表選考を席巻する可能性もありますよ」
つまり、相乗効果で陸上長距離界も活性化する。これが三つめの地殻変動だ。
「そもそもマラソンは、高橋尚子や野口みずきら世界レベルの女子選手が人気をけん引してきました。選手のレベルも向上するでしょうから、再び世界で戦えるようになるかもしれません」
ちまたでは“女子選手の指導法は男子と違う”と否定的な声も聞かれるが、
「原監督は会見で“本当かな。同じ人間だし”と疑義を呈していました」
スタートの号砲は鳴った。エキサイティングな“レース”を期待しよう。
「週刊新潮」2026年4月16日号 掲載
