山本太郎代表、大石晃子共同代表

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 4月9日に開かれたれいわ新選組の臨時総会。ついに山本太郎代表に向かって、「なぜ病気で議員辞職したのに代表だけは続けているのか」と真正面から問いただす地方議員が現れた。(全3回の第2回)

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【音声公開】「火炎瓶闘争を支持します」。れいわの地方議員たちを唖然とさせた大石晃子氏の「過激左翼発言」生音声

 第1回【“崩壊寸前”れいわ新選組の臨時総会実況中継 「電波が悪い」とZoom画像を切った山本太郎代表 「海外逃亡」を勘繰る声も】からの続き

これからは「反軍演説」が必要

 第1回で伝えたように山本代表はZoom画面を切ったまま”天の声”で参加。冒頭、大島九州男参院議員による大石体制批判で幕を開けると、堰を切ったように改革派の地方議員たちが挙手した。

山本太郎代表、大石晃子共同代表

 トップバッターの女性議員は、大石氏の選挙区の大阪で選挙総括した時、大石氏が自分に向けられた「言葉が悪い」という指摘について「嘘です」と言い切っていたことを明かし、「批判を“嘘”と断じてしまえば言論の萎縮を招き、正しい総括ができなくなる」と訴えた。

 それに対し、大石氏はこう反論した。

「そういう時は『事実ではない』とか『事実認識が違う』とか、そういう言い方をするようにしています。もしかしてうっかり言ってしまったのかもしれませんが、ただ、『あなたの言ってることは嘘です』とは、ほぼ言わないと思います」

 そして、従来通り「自分には敗戦の責任はない」とする持論を展開した。

「私、1人の言論人で政治家だし、一生懸命自分のベストを尽くしました」

「政権徹底批判について、私は何も悪いものだと思っていません。誇りを持って、そういう表現がこの社会で許されるべきだと、必要だと思っています。なぜならば、これから反戦活動家、そして反戦を言う政治家、反軍演説っていうのが大弾圧されていくからです。そういう時代だから。だからその表現を守らなければいけなくて、私はそれで必死に答弁したのかもしれません」

「これから反軍演説などもれいわ新選組としては必要になります」

れいわそのもの自体が私自身である

 大石氏が繰り返した「反軍演説」という言葉は、ほとんどの改革派議員たちにとって初めて耳にした言葉だった。

「まさに極左が使う言葉。前回の『火炎瓶闘争支持』に続き、またもやヤバい発言が飛び出したと騒然となりました」(改革派地方議員)

 続く男性地方議員も、「最高責任者である代表、共同代表がそのまま居座っていること。これが僕はあり得ないと思っております」と発言。大石氏が繰り返してきた「私以外にはできない」「私が辞めたらこの熱量を継承できない」という説明は主観に過ぎず、「客観的な評価は衆院選で壊滅的敗北を喫した結果そのものだ」と訴えた。 

 この指摘に、山本氏が黒いzoom画面の向こうからこう噛みついた。

「ルールに則って、選挙で公正に選ばれた代表が、その代表を補佐する立場として共同代表を決めたり、副代表を決めたり、それぞれの役職者を決めていくって当然のことです」

「旗を立てた私、れいわそのもの自体が私自身である。私はそう思ってます。だからこそ、リーダーとして選ばれた」

 この発言に黙っていられず、「今の太郎さんの発言を受けて、ちょっと疑問に思いました」とマイクを握ったのは別の女性議員だった。

「自分が決めたから全部聞け」というのはちょっと違うか

「確かに山本太郎っていう人は代表に選ばれましたけども、そもそも代表戦の時は参議院議員の山本太郎であり、元気だった山本太郎にみんな投票してるんですよ。そこがまず違うと思います。それを反故にしておいて、参議院も辞めておいて、代表として今仕事もできない中で、『自分が決めたから全部聞け』というのはちょっと違うかと思いますが、いかがですか」

 ここから会場のボルテージは一気に上がった。山本氏は猛反論。

「『自分が決めたんだから全部聞け』なんて一言も言っていません。代表の選任事項である、代表の決定事項であることに関して、代表は決めました。それ以上でも以下でもない話です」

「議員としての100パーセントの仕事が自分自身としてできないのであるならば、一旦横に置くべきだという決断をしました。そんな簡単な結論ではないですよ」

「国会の中で現職議員として自分がいれないということの歯痒さを感じながら、代表として党務を中心にやっていくということを決めてやっている」

 しかし、女性議員は引き下がらなかった。

大石氏が泣き出した

女性議員「申し訳ないですけど。太郎さん、申し訳ないですけど、参議院議員としてやめておいて代表として残るっていうのは、そこはどうなんですか。できないと思って参議院を辞めたんじゃないんですか。なぜ代表は居座るんですか」

ヤジ「その通りだ!」

山本氏「居座るっていう話ではないです。だって、れいわ新選組の代表ということで、私が議席を有していない時もありましたよ。議席があるってことが必ずしも要件にはならないです」

ヤジ「詭弁やな!」

 ここで大石氏が口を挟んだ。

「ちょっと、いくら代表と言っても……。体が健康なのを選んだだけだって、そういうの…、それはおかしくないですか」

 涙声になって“病気のことを持ち出すなんてひどい”と訴えかけたのだが、その悲痛な声は、

「おかしくないでしょ!」
「じゃあ、代表が亡くなったら誰がやるんですか!」
「そういう規約だって決めてないでしょ、あなたたちは!」

 という男性議員たちの激しい怒鳴り声にかき消されてしまった。

 そして、続いてマイクを握った女性議員がこれまで誰もが口にできなかった「禁断の質問」を切り出したのである。

 第3回【大紛糾・れいわ臨時総会 元看護師の地方議員が山本太郎代表に“決死の質問”「多発性骨髄腫“一歩手前”であってもみんな治療をしながら仕事しています」】では、山本代表と反執行部との激しい応酬の続きを紹介。デイリー新潮HPでは大石氏の「過激発言」が飛び出した2回目の臨時総会の音声を公開している。

デイリー新潮編集部