ウェストハム戦で躍動した田中。(C)TOSHI TAKEYA(SOCCER DIGEST)

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 チームメイトの反応が、具体的に何を意味しているかは分からない。ただ、田中碧に対する称賛なのは確かだ。

 リーズに所属する日本代表MFは、4月5日に行われたウェストハムとのFAカップ準々決勝で、前半26分に先制点をあげた。見事な切り返しからのシュートでネットを揺らし、チームが試合を優位に進めるのに貢献している。

 追加点をあげたリーズは、後半アディショナルタイムにまさかの2失点。延長戦、PK戦への突入を余儀なくされる。だが、そのPK戦を制して39年ぶりとなる準決勝進出を果たした。

 田中は一夜明け、SNSで「Wembley again」と投稿。「あきらめたらそこで試合終了だよ」というハッシュタグをつけ、ゴールとラウンド突破を祝った。同僚ウィルフリード・ニョントは、この田中の投稿に「No coincidence(偶然の一致はない)」とのコメントを送っている。

 ニョントのリアクションを伝えた専門サイト『MOT Leeds News』は、「コメントの真意は謎かもしれない。だが、行間を読むのは容易だ。観戦者の見解と同じだろう。いつだってタナカはチャンスを与えられれば活躍するということだ。じつにシンプルなことである」と報じた。

「ダニエル・ファルケ監督がここまで彼をあまりに信頼しないのは驚きだ。目の前の証拠を無視し、自分のお気に入りにこだわっているように見える。確かにタナカは中盤で激しい競争に直面している。だが、彼はアンパドゥやシュタッハよりも攻撃で試合に印象を残せることを証明してきた」

「タナカがドイツで関心を引きつけていることを、リーズのサポーターは心配しているはずだ。彼を放出すればクラブは愚かだが、本人が移籍を望んでも無理はない」
 
 同メディアは「ウェストハム戦のパフォーマンスはその証明だ。『Sofascore』によると、パス成功率は91%でタッチ数は60回。キャリー5回を記録した。地上戦デュエルも8回中5回勝っており、その仕事ぶりは明らかだ」と続けている。

「ファルケがタナカを継続的に先発で起用すべきであることは明白だ。アントン・シュタッハがケガで数試合を欠場する恐れがあるならなおさらだろう。必ず見事に報われるはずだ」

 この日のゴールと好パフォーマンスは、指揮官の考えを変えるのか。今後の起用法に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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