火災現場から住民抱え救助 長崎・大村消防署が会社員男性に感謝状

大村消防署は3月25日、火災現場から住民を救出した人命救助協力者として、長崎県大村市の会社員、浦直樹さん(46)を表彰した。浦さんは「顔見知りの方で心配だった。建物の中にいることが分かり、無我夢中で助け出した」と当時を振り返った。
火災は同13日の昼すぎ、同市水主町の3階建て民家で発生した。浦さんは近くの勤務先で黒煙に気付いて駆け付け、1階にいた住人の80代女性を抱え上げて外に避難させた。一緒にいた女性の夫も無事だった。
浦さんはかつて住んでいた他市で消防団として活動中、民家火災で住人が亡くなったという。「とても後悔した。今回は『助けられる』と思い、体が動いた。ほっとした」と話した。
表彰状を渡した平野真也署長は「浦さんの迅速、勇敢な行動があってこそ、被害を最小限に食い止められた」と謝意を述べた。
(今井知可子)