【ブレーク候補生】長岡JYFCのFW黒川 将来の日本代表入りを目指し4月から帝京長岡で成長を期す
サッカー界の未来を担う逸材を取り上げるスポニチ新潟版の企画「ブレーク候補生」。今回は長岡JYFCのFWで4月から帝京長岡に進学する黒川懐斗(15)だ。昨年のプリンスリーグでデビューを果たして得点もマークしている生粋のストライカーは、将来の日本代表入りが目標。今年はプレミアリーグと全国高校選手権でゴールを奪い、全国に存在をアピールするつもりだ。
視線の先には常にゴールがある。パスを受ければ前を向き、力強いシュートを放つ黒川は、その高い決定力が魅力だ。「サッカーは点を取るスポーツ。得点が一番価値がある」と胸を張って言う。
中学から名門の三菱養和SC調布ジュニアユースに入団。FWとして「まずはシュートを打つ」ことを徹底し、自分よりも大きなDFもファーストタッチでターンしてかわす技術を身に付けた。チームメートの良いところを観察して、自分のものにできることも特長で、1年の夏ごろには試合に出場するようになり、関東リーグなどで得点を重ねた。
転機は昨夏に訪れた。スカウトされて帝京長岡への進学を決めると「早く高いレベルに挑戦したい」と長岡JYFCへの移籍を決断。週末は自宅のある東京から両親が運転する車で6時間かけて長岡に移動した。帝京長岡の下部組織でもあることから同校のリーグ戦にも出場可能で、昨季はプリンスリーグ北信越2部で2試合に出場して2得点を記録。「スピード、フィジカルはまだまだだけど、強みの決定力は生かせた」と手応えを得た。
長岡JYFCで初めて本格的に取り組んだフットサルも新たな発見だった。最初はサッカーと違う動きに戸惑い「付いていけなくて何をすればいいか分からなかった」と苦笑いで振り返る。それでも狭いスペースで相手を背負い、反転してゴールに向かうプレーを習得するなど、すぐに順応。1月の全日本U―15フットサル選手権では5得点をマークして準優勝に貢献した。サッカーを含めて初の全国大会に出場してファイナルを経験し「めちゃくちゃうれしかった」と素直に喜ぶ。
いよいよ4月からは新潟での新生活が始まる。技術の高いチームで昨季からもまれ、パスにも自信が付いた。「日本代表を目指しているので、ここで活躍するのが近道。1年生からAチームに上がって、選手権やプレミアでゴールするのが目標」。ネットを揺らし続け、夢へと近づく。(西巻 賢介)
◇黒川 懐斗(くろかわ・かいと)2010年(平22)4月19日生まれ、東京都出身の15歳。5歳でサッカーを始め、烏山北FC―三菱養和SC調布ジュニアユース。中学2年時にナショナルトレセンとJFAのストライカーキャンプに参加。好きな選手はフランス代表FWのエムバペ。1メートル66、65キロ。利き足は右。
