5万円台のお宝銘柄も…!3月に狙いたい「外食系の神優待」【丸亀製麺・餃子の王将・ミスド】
食料品の値上げが続く今、家計の負担を実感している人も多いのではないだろうか。そんな過酷な時代にこそ、「支出を減らす力」を持つ株主優待は我々の心強い味方である。
実は3月は、1年で最も多い約900銘柄が権利確定を迎える“優待のボーナス月”。普段利用する店で使える優待や食べ物がもらえる優待なら、食費の節約からちょっとした贅沢まで、お得に楽しめるチャンスなのだ。今回は、絶対に押さえておきたい3月に狙える「食」の優待銘柄を厳選して紹介する。
コロワイド系の「神」優待
コロワイドグループは、焼肉、定食、回転寿司など、レストラン業態を中心に展開する一大飲食グループだ。
’20年9月には、定食チェーン『大戸屋ごはん処』を運営する【大戸屋ホールディングス(2705)】を子会社化。中核会社である【コロワイド(7616)】を筆頭に、【アトム(7412)】、【カッパ・クリエイト(7421)】をあわせ、4社の上場会社を傘下に持つ。
これら4社では、それぞれ3月末と9月末時点で一定以上の株を保有する株主に「株主優待カード」を発行。優待カードには、保有株数に応じて対象店舗での支払いに使える「優待ポイント」が付与される。
【コロワイド(7616)】を500株、1年間保有(3月末・9月末時点で保有)した場合にもらえる優待ポイントは計4万円分。優待利回りは4%を優に超える。ただし、優待獲得に必要な投資額が90万円を超えるため、ややハードルは高い。
もっと少額の投資で優待を獲得したい。そんな人には、100株・約6万円の投資で年間2000円分の優待ポイントがもらえる【アトム(7412)】や、100株・約15万円で年間6000円分の優待ポイントがもらえる【カッパ・クリエイト(7421)】が候補になる。
【コロワイド(7616)】に比べると優待額は少なくなるが、100株保有時の優待利回りはいずれも3%超。両社に100株ずつ投資して、年間8000円分の優待を獲得することも可能だ。
優待を利用できる店舗は3社共通であり、無理なく投資できる金額にあわせて投資する銘柄を選んだり、組み合わせたりするのがおすすめだ。
【大戸屋ホールディングス(2705)】の優待は、先にあげた3社の利用可能店舗に加えて、『大戸屋ごはん処』と【ASIAN CAFE 蓮屋珈琲店】でも使えるのが特徴だ。ただし、優待獲得には約72万円の投資が必要であり、ほかの3社と比べると優待利回りは見劣りする。「大戸屋」や「蓮屋珈琲店」で優待を使えなくてもよいなら、【コロワイド(7616)】【アトム(7412)】【カッパ・クリエイト(7421)】の3社を優先して検討するのがよいだろう。
「チョコクロ」がいつでも2割引
【サンマルクホールディングス(3395)】
カフェ好き必見なのが、「チョコクロ」で有名な『サンマルクカフェ』など、カフェやレストランを運営する【サンマルクホールディングス(3395)】だ 。
3月末時点でサンマルクホールディングスの株を100株以上保有する株主には、1年間有効な「株主優待カード」が発行される。優待カードを『サンマルクカフェ』などの対象店舗で提示すれば、飲食料金が20%OFF(『すし処函館市場』『宝田水産』は10%OFF)になる。優待カードは有効期限内なら何度でも利用可能だ。
丸亀製麺の便利な優待カード
【トリドールホールディングス(3397)】
『丸亀製麺』やハワイアンカフェ『コナズ珈琲』などを展開する【トリドールホールディングス(3397)】も見逃せない。約42万円(100株)の投資で、年間6000円分がチャージされる「株主優待カード」がもらえる。
3月末または9月末時点でトリドールホールディングスの株を100株以上保有する株主には、「株主優待カード」が発行され、保有株数に応じて『丸亀製麺』などの対象店舗で支払いに使える残高がチャージされる。
従来の優待は紙の割引券(100円券)だったが、’24年6月贈呈分(’24年3月株主対象)から繰り返し利用できる現行のカード型(プリペイド式カード)へ移行。10円単位で優待を利用できるようになり、より使いやすくなった。
『餃子の王将』がいつでも5%オフ
【王将フードサービス(9936)】
ガッツリ食べたい派には、中華料理レストラン『餃子の王将』を展開する【王将フードサービス(9936)】だ。約31万円(100株)の投資で、年間4000円分の優待券が届く。
3月末または9月末時点で王将フードサービスの株を100株以上保有する株主は、保有株数に応じて『餃子の王将』または『GYOZA OHSHO』での支払いに使える「株主優待券(500円券)」がもらえる。優待券は、自社商品詰め合わせ(ラーメンパック、餃子の王将辣油、王将マジックパウダー、餃子のたれ)と交換することも可能だ。
3月末時点で100株以上保有する株主には、約1年間有効な「株主優待カード」も発行される。会計時に優待カードを提示すると、『餃子の王将』または『GYOZA OHSHO』の飲食代金が5%引きになる。株主優待カードは期限内なら何度でも利用可能だ。
5千円相当の豪華ギフト!
【プレミアムウォーターホールディングス(2588)】
【プレミアムウォーターホールディングス(2588)】は、『PREMIUM WATER』というブランドでミネラルウォーターの宅配事業を行う会社だ。
3月末時点でプレミアムウォーターホールディングスの株を100株以上保有する株主は、「5000円相当のカタログギフト」がもらえる。
プレミアムウォーター株式会社もしくは株式会社カブ&ピースの取り扱う天然水サービスを契約している株主(※同居家族が契約している場合も可)は、「カタログギフト」に加えて、「ナチュラルミネラルウォーター1セット(2本)」ももらえる。現時点で未契約でも、株主優待の申し込み前までに新たに契約し、優待申し込み時にお客様番号を記入すれば、今回の優待分から対象になる。
モスやミスドが選べる!
【フジタコーポレーション(3370)】
約5万円(100株)というお手頃な投資資金で狙えるのが【フジタコーポレーション(3370)】。北海道を地盤に、『ミスタードーナツ』や『モスバーガー』などのフランチャイズ(FC)店を展開する会社だ。自社ブランドのどんぶり専門店『かつてん』の運営や、ハム・ソーセージ・ベーコン・チーズなどの食品製造も手掛けている。
3月末時点でフジタコーポレーションの株を100株以上保有する株主は、保有株数に応じて「カタログギフト」、「ミスタードーナツカード」、「モスカード」がもらえる(選択制)。1年以上の継続保有で優待額がアップする(長期保有優遇制度)。
「ミスタードーナツカード」、「モスカード」は、それぞれミスタードーナツとモスバーガーで使えるプリペイドカード。カードはフジタコーポレーションが運営する店舗に限らず、全国の店舗で利用できる。
3月までに仕込むお菓子優待
【森永製菓(2201)】
【森永製菓(2201)】は創業100年を超える大手菓子メーカーであり、『チョコボール』や『ハイチュウ』、『チョコモナカジャンボ』など、お馴染みのお菓子・アイス、ココアなどの飲料、『inゼリー』などの健康・美容商品を製造している会社だ。
9月末時点で森永製菓の株を100株以上保有する株主は、保有株数に応じた内容の「自社製品詰め合わせ」がもらえる。注意したい点は、株主優待の権利が確定するのは「3月末」ではなく「9月末」という点。優待獲得には半年以上の保有が条件となっており、その前の「3月末」時点で株主になっておく必要がある。
森永製菓は株価に割安感があり、’26年3月期には過去最高益更新を見込むなど業績も好調だ。3年以上継続保有すると優待内容がグレードアップするため、じっくり長期で持ちたい銘柄といえる。
【優待獲得の条件】
株主優待の権利を獲得するためには、権利付最終日までに株を購入し、基準日時点で株主になっている必要がある。今回紹介した銘柄の基準日は3月末(※森永製菓(2201)のみ優待権利獲得は9月末)であり、’26年の権利付最終日は「3月27日(金)」だ。
※本記事はあくまで情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の勧誘や売買を奨等するものではありません。最終的な投資決定はご自身の判断で行うようお願いいたします。記事中の必要投資額、予想配当利回り、優待利回り(優待金額/必要投資金額)については、執筆時点(’26年2月20日時点)の株価(終値)および優待内容をもとに算出したものです。株価の変動や優待内容の変更により変化します。購入を検討する際には最新の情報をご確認ください。
取材・文:竹国 弘城
ファイナンシャルプランナー/ラポール・コンサルティング・オフィス代表。名古屋大学工学部卒業後、証券会社、保険代理店での勤務を経て独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、お金の問題について自ら考え、行動できるようになるためのサポートを行う。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、宅地建物取引士、サウナ・スパプロフェッショナル
