感涙映画の上映会で「爆笑」誘った菅野美穂 共演者も引く絶叫寸劇…PRに力が入る2つの事情
女優の菅野美穂(48)が難病に侵されたシングルマザー役を演じる映画『90メートル』。その完成披露上映会が2月23日に都内で行われた。ヤングケアラーにフォーカスした重いテーマの映画にもかかわらず、舞台挨拶に登壇した菅野はテンション高め。突然、息子役を演じた山時聡真(20)相手に寸劇を披露して会場を爆笑させた。
【写真】菅野直筆の「おめでとう」がなんともかわいらしい…夫・堺雅人とのツーショットも
菅野の爆笑寸劇のきっかけは、映画のキャッチコピー「私は願う、あなたの未来を」にちなみ「大切な人に対して願っていること」を出演者たちがフリップに書いて見せた時のことだった。菅野のフリップにはカワイイ文字で「おめでとー」。しかも末尾にクラッカーを鳴らしたイラストまで添えてある。

「実は今日は母親の誕生日で、この試写会に来てもらったら記念になると思ったんですが、席が取れなかった。代わりに銀座の激安ランチにでも招待しようと思います」
いきなり寸劇が始まったのはその直後だった。
菅野は「お母さんの代わりにぶつけます!」と叫んで、隣に立つ息子役を演じたW主演の山時に向かっていきなり大きな声で「誕生日、おめでとうございます!」と頭を下げた。「僕がお母さん?」と戸惑う山時に構わず、菅野はどんどん近寄りながら絶叫し続けた。
「子育てをしている中で母ってすごいと思うようになりました。育ててもらっているときはそう思えなかったんだけど、改めて母ってすごいなって。誕生日おめでとう! ミニ寸劇、ごめんなさい」
舞台挨拶に登壇した監督や共演者たちが唖然とする一方、会場の観客は大爆笑。一気に場が温まった。
作品への思い入れの強さが空回り
映画は日に日に体の自由がきかなくなる難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を患うシングルマザーの世話をするために部活動も進学も諦めた息子と、息子の明るい未来を願う母親の絆を描く感涙物語。ともすると映画のムードぶち壊しにもなりかねない爆笑寸劇を披露したワケを、スポーツ紙の芸能担当デスクはこう分析する。
「菅野は実生活でも10歳と7歳の2児の母。夫の堺雅人(52)とどちらか一人は子供の世話ができるように仕事を調整し合ってきたほど、子育てを大切にしてきた。子供の未来を願う母親の気持ちを描いたこの作品への思い入れが強くなるのは当然でしょう。菅野はこれまでも映画やドラマの番宣でバラエティ番組に出演するたびに体当たりの笑いを見せてきた。リクエストされれば平然と一発芸を披露するし、スタジオで自転車に乗って暴走し、共演者に激突してしまったこともある。これまで番宣でやってきたのと同じようなサービス精神が、今回は爆笑寸劇となったのでしょう」
夫婦そろって映画でコケるわけにはいかない
何としても映画をヒットさせたいと思う理由はもう一つある。芸能担当デスクが続ける。
「昨年11月に公開された夫の堺の映画『平場の月』が期待外れに終わってしまったことも関係あるはず。堺が満を持しておよそ8年ぶりに出演した映画で、『半沢直樹』でも共演した井川遥(49)が相手役の大人の恋愛映画という触れ込みでした。全国320館という大規模公開になったにもかかわらず、興行収入はわずか9億円程度と残念な結果に。2013年に結婚して以来、二人三脚で歩んできた夫の大人の恋愛映画に続いて、自分の感涙映画までコケるわけにはいかないと考えてもおかしくない」
菅野は舞台挨拶の最後にこう訴えた。
「私は難病を抱えて息子を思う母親を演じました。多くの世代の方々に普遍的な親子の絆とは何かを見てもらえると思います。ぜひご覧になってください」
公開は3月27日。それまでに菅野は映画の宣伝で多くのバラエティ番組に出演するはず。思い入れが強い映画だけに、また暴走してしまうかも――。
デイリー新潮編集部
