防水で脱ぎ履き楽ちん。8,800円で買えるスニーカーが想像以上に優秀だった
街履きをうたう高機能スニーカーが増えているが、デザインも機能性も盛り込まれるぶん、価格は2〜3万円台が相場。「日常でガシガシ履ける一足」と考えると、少し躊躇してしまうのが現実だ。
そこで目に留まったのが、810S(エイトテンス)の「T052 VERSAL(ヴァーサル)」(税込8,800円)。防水仕様で、ジップ付き。見た目はミニマルなのに、価格はアンダー9,000円。条件だけを見ると、少し出来すぎにも感じた。
防水でも蒸れにくく、クッション性も抜群
VERSALはまず、アッパーに配置された斜めに走るバイアスジップが目を引く。スリッポンタイプだから着脱はサクッと、それでいてジッパーでしっかりホールドしてくれる。ジッパープルを前側に倒せば、勝手に開かないロック仕様なのも嬉しいポイントだ。
内側にはストレッチ素材が使われていて、甲の高さや足幅の違いにも対応しやすい。フィット感は良好だ。
防水シューズにありがちな「ゴワつき」が少ないのもポイント。アッパーには透湿フィルムを採用し、内部は二層構造のメッシュ仕様。水は防ぎつつ、湿気は逃してくれる仕組み。実際に履くと、想像以上に蒸れにくさを感じる。
フィット感と楽さの理由を探ろうとインソールを取り出してみると、その秘密がわかった。厚みはそれなりながら、かかと部分にクッション、土踏まずもアーチサポート形状になっており、これが疲れにくさの要因だったようだ。
VERSALは、高齢者向けシューズとして開発されたモデルをルーツに持つ。だからこそ、この快適さなのだろう。
「とりあえず一足」にちょうどいい条件が揃う
機能を前面に押し出さないミニマルなデザインも気に入った。トゥの一部やヒール周りにスエードを配し、アッパーのテキストプリントも品よくアクセントになっている。
カラーは今回購入したオフホワイトのほかにブラックも展開。どちらもワントーンのカラーリングなので、着る服を選ばない。
アンダー9,000円で、防水・高クッション・ミニマルなデザインが揃う。
雨かどうか、歩く距離が長いか、脱ぎ履きが多そうか。そういった条件をいちいち考えずに足を入れられるのがVERSALだ。しばらくは、平日も週末も、近所も外出先も、この靴を履いている時間がいちばん長くなりそうだ。
