年末年始の旅行、1人あたりいくらが平均? 交通費・宿泊費のリアル事情

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年末年始の休暇を利用して、旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。家族や友人との時間を過ごす一方で、気になるのが「旅費にいくらかかるのか」です。近年は物価や燃料費の上昇を背景に、旅行費用も上昇傾向にあります。 本記事では、年末年始旅行の平均費用とその内訳を分析し、家計の視点から賢いお金の使い方を考えます。

年末年始旅行の平均費用はいくら?

株式会社JTB(東京都品川区)が公表した「年末年始の旅行に関するアンケート」(調査実施期間:2024年11月12日~15日、サンプル数:1764人)によると、2024~2025年の年末年始における国内旅行の平均費用は約4万3000円、海外旅行は約27万3000円とされています。
国内旅行でも過去最高水準に近く、物価上昇や需要の高まりが費用を押し上げている状況です。特に宿泊施設の料金は、繁忙期に入ると通常より割高になる傾向があります。
年間を通じた旅行平均費用と比べても年末年始は高く、同じ旅程でも行く時期によって支出が大きく異なる点が特徴です。旅行需要が集中する時期は交通や宿泊のコストが上がるため、早期予約や日程調整が重要になります。

どこにお金がかかる? 交通費・宿泊費の内訳を分析

旅費の大部分を占めるのは、交通費と宿泊費です。特に年末年始は帰省観光による長距離移動が増えるため、新幹線飛行機などの交通費が上昇します。自家用車を使う場合でも、高速料金やガソリン代の値上がりにより支出は増えやすくなります。
宿泊費も、需要のピークに合わせて上昇します。人気エリアや温泉地では通常期の1.5倍以上になることもあり、旅行日数が増えるほど費用はかさみます。さらに、食事やお土産観光体験などの支出も重なるため、想定以上に出費が増えるケースが多くあります。
このように、年末年始の旅行は「遠方へ行く」「連泊する」など、費用増加の要素が多いため、事前にしっかりと予算計画を立てることが不可欠です。

家計の視点で考える、予算設定と費用の抑え方

旅行を計画する際は、まず総予算の上限を決めることが大切です。平均値を参考にしつつ、自分や家族の家計に無理のない範囲で設定しましょう。そのうえで、交通費と宿泊費を中心に費用を配分します。
例えば、早期割引や平日出発を利用すれば、同じ行き先でも1~2割安く抑えられることがあります。また、宿泊地を都心から少し離れた地域に変更することで、宿泊費を節約することも可能です。交通手段についても、航空券より新幹線、あるいはレンタカーより公共交通機関を利用するなどの工夫をすることでコスト調整ができます。
支出のなかで削りにくいのは宿泊費ですが、旅の目的に応じて「価格より体験」を重視するか、「コスト優先」にするかを決めておくことで、後悔の少ない選択ができます。

海外旅行を考える場合の注意点

海外旅行の場合、費用はさらに大きくなります。為替変動や航空券の高騰、現地の物価上昇などが影響し、1人あたりの平均費用は国内旅行の数倍にのぼることが多いです。特に円安基調が続く時期は、食費や宿泊費の負担が増えるため、旅行先の選定や滞在日数の見直しが求められます。
また、海外旅行では保険料や通信費、空港までの移動費などの見えにくい支出も多いため、総費用を把握したうえで判断することが重要です。旅の満足度と支出のバランスを意識し、「そのコストに見合う体験が得られるか」を基準に計画を立てるとよいでしょう。

年末年始の旅行は予算を決めて、賢く計画をしよう

年末年始の旅行費用は、時期と需要の影響を大きく受けます。まずは、平均費用を参考に自分の予算を設定し、その範囲内で満足度の高い計画を立てることが大切です。交通費や宿泊費は早めの予約や日程調整で節約が可能で、目的を明確にすれば必要な支出と削れる支出の見極めもできます。
行きたい場所だけでなく、家計への影響も考慮して計画を立てることが、年末年始を心から楽しむための第一歩です。節度あるお金の使い方を心掛け、思い出に残る旅を実現させましょう。
 

出典

株式会社JTB 年末年始(2024年12月23日~2025年1月3日)の旅行動向
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー