腰痛の原因とは?




腰痛は身体に現れる症状の名前です。

15%程度は原因を特定できる特異性腰痛であり、背骨の神経が圧迫されることにより痛みが起こると言われています。残りの85%程度は原因不明とされている非特異性腰痛です。

長時間同じ姿勢で筋緊張が起きた時、筋力が弱った時に起こりやすいと言われ、そのほかにも寒さやストレスで長期化、慢性化することもあります。生活習慣で腰痛と関連があると言われるのは運動不足と喫煙です。

女性特有の腰痛としては生理痛や妊娠時の腰痛があります。生理痛はホルモンバランスの一時的な崩れにより起こると言われていて、更年期になるとさらにひどくなることがあります。

妊娠時は体の重心が変わって上体を反らせる姿勢になりやすいため、筋肉が引っ張られることにより腰痛が起こりやすくなります。

腰痛に効く市販薬の選び方




市販されている鎮痛薬は、「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれるものが多く、さまざまな痛みに広く用いられています。内服薬もありますが、湿布薬や塗り薬などの外用薬を選ぶ方が多いです。

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【急性・外用薬】患部が熱を持ち、腫れている場合
打撲、捻挫、肉離れなどのように、急性の炎症が起きている場合には、患部を冷やす効果のある湿布やテープ剤が適しています。初めてのものは枚数が少ないもので様子をみるといいでしょう。

患部が関節などのよく動かす部位で、貼り薬が貼りにくい場合には、ゲルやローションタイプの製剤が適しています。どちらも冷たくて患部を冷やす効果もあります(温感タイプ以外)。

また、貼り薬の接着剤の成分によってかぶれてしまう場合にもおすすめです。


【急性・内服薬】急な痛みを素早く鎮めたい場合
急な痛みを素早く鎮めたい場合には、強い成分のものを選ぶといいでしょう。

ロキソプロフェンは市販の薬の中では効果発現も比較的早く、胃腸への負担が少ない薬です。イブプロフェンは、鎮痛効果は中くらいで、効果が出るまで比較的時間がかかることがあります。

アセトアミノフェンはNSAIDsとは異なるのですが、効果発現が比較的早く、子どもにも使えて、長期間の使用も可能な成分です。

これらの鎮痛薬は熱を下げる働きもあり、また、飲み薬ではのどの痛みをともなう風邪にも使われています。


【慢性・外用薬】患部が痛み、凝り固まっている場合

慢性的な腰痛、肩こりなどの局所が硬く、冷たくなっていて、動かすと痛みが出たり、凝り固まっている場合には、患部を温める効果のある温感タイプの湿布が適しています。

生理痛などの温めると楽になるタイプの痛みにも使用できるので、痛みのタイプにも注目するといいでしょう。

代表的な成分として、フェルビナクがあります。

鎮痛効果はやや強く、副作用も少なく、気軽に使える薬です。他にも、インドメタシンという成分は、鎮痛効果はそこまで強くはありませんが、比較的安価な傾向があるので、長期に使用したい場合にも使いやすいでしょう。


【慢性・内服薬】慢性的な痛みに内側から治したい場合

慢性の腰痛の場合、冷えや緊張状態が続くことによる硬直が原因となることがあります。

温めることで血行を改善すると症状が軽くなるなら、筋肉の緊張を和らげる内服薬を使用するといいでしょう。

女性特有の生理に伴う腰痛などには漢方薬も使用するといいでしょう。また、傷んだ神経を回復させるビタミン剤を併用されることもあります。