『タコ』について




まずは、タコについての基本的な知識をご紹介します。

皮膚のできものの種類は「タコ」「イボ」「魚の目」などがよく知られていますが、それぞれの原因や見分け方などは意外に知られていないですよね。この記事で理解を深めていきましょう。


『タコ』とは
タコとは、手足にみられることがある厚く固く盛り上がったできものです。

足のつま先や指、かかとなど靴とぶつかり合うことが多い部分にみられることがあり、ハイヒールを履くことが多い人は親指の付け根や足裏にできるケースもあります。

野球やテニス、作家など手をよく使う行為をされている人は、手指にも「タコ」ができることがあります。「ペンダコ」や「投げダコ」などは聞いたことがあるでしょう。

特徴として、押すことで痛みを感じますがそれほど強くはなく、固くなった部分を削っても出血はありません。似たようなできもので「魚の目」がありますが、「タコ」とは違いできものに芯があるため、押すことで強い痛みを感じます。


『タコ』になる原因と予防
肌にできるできものは一般的にウイルスや細菌が原因でできると思われがちですが、「タコ」は皮膚がこすれ合ったり、圧迫されるなどの刺激から身体を守ろうとする防御反応とされています。

皮膚は外側から角質、表皮、真皮の順番で構成されており、刺激が繰り返されることにより、一番外側の角質層がだんだんと厚くなり「タコ」が出来上がります。

そのため、足のサイズに合わない靴を長期間履いていると「タコ」ができる可能性があるので、サイズの合った靴を履いた方が良いでしょう。中敷きを使用すると、足にかかる負担が軽減されるのでおすすめです。

スポーツなどでタコができるケースでは、投球フォームや姿勢など悪い癖を治すことで改善が期待できます。


受診の目安
「タコ」に関しては身体の防御反応によるものですので、痛みがなければ治療を行う必要はないといわれています。そのため、一般的には受診の必要はありません。

足に「タコ」ができてゴワゴワするという人は、「タコ」を除去する市販薬を使用するとよいでしょう。受診する目安の一つのポイントとしては”強い痛み”です。

「魚の目」は「タコ」と同様に身体の防御反応が原因ですが、魚の目の場合には角質が奥深くまで厚くなっており、芯のようなものができています。押したり圧迫することで強い痛みを感じますので、痛みが強い場合には受診することをおすすめします。

また、圧迫が続くことにより「タコ」の周辺が膿んでくることがあります。このようなケースでも受診をした方が良いでしょう。


【タイプ別】薬の選び方




「タコ」の治療で用いられるものとしては塗り薬や貼り薬があります。

患部にサリチル酸という成分が浸透し、固くなった角質と正常な細胞との結合部分をはがしてくれることで「タコ」を除去してくれます。

薬を用いる以外にも「タコ」の上に貼り付けることで圧迫による刺激を緩和し痛みをやわらげるものや、保湿により固くなった角質部分を柔らかくしてくれるものも販売されています。市販にでているものは足の裏に使用するものが多く販売されており、さまざまな選択肢があって悩んでしまうでしょう。

ここでは「タコ」に使う「塗るタイプの薬」と「貼るタイプの薬」について、解説していきます。それぞれのメリットがありますので、ぜひご覧ください。

実際に薬剤師が選んだ薬を見たい方はこちらへ


【塗るタイプ】は敏感肌の方におすすめ
「塗るタイプ」の薬は、肌が弱い人や「貼るタイプ」が貼りにくい場所にタコができてしまった人におすすめです。

「貼るタイプ」では、長時間にわたり貼っていることで肌がかぶれてしまうことがあります。肌がかぶれてしまった場合にはそのまま貼り続けるわけにはいきませんから、そういったケースでは「塗るタイプ」を使用することをおすすめします。

また、足の側面やかかとなど表面が平らではない場所ですと、薬が剥がれてしまうのでこういった場所にも「塗るタイプ」を使用したほうが良いでしょう。「塗るタイプ」は1日数回にわたって薬を塗ることで、効果を充分に発揮してくれるでしょう。

最近では、液だれしないタイプも市場に出回っています。


【貼るタイプ】はしっかり治したい方におすすめ
「貼るタイプ」の薬は、「タコ」をしっかりと治したい人におすすめです。

市販の貼り薬はあらかじめ薬が充てんされており、貼るだけで効果を発揮してくれます。「貼るタイプ」を使用することで患部が密閉され、保湿されることにより皮膚が柔らかくなるので、薬が浸透しやすくなるという相乗効果も期待できるでしょう。

患部によって使い分けができるように切って貼れるものも販売されており、肌のかぶれが気にならないケースでは使用することをおすすめします。

また、圧迫による痛みを和らげてくれる保護シートも付属しているので、足の裏など痛みがある人にはうれしいですね。最近では、汗や水分にも強い防水タイプの貼り薬も市販されています。