虎ノ門タニーチャの華麗なイタリアンランチを編集部がレポート。小さな隠れ家でトリュフのスパゲットーニや飛騨牛の炭火焼きを

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◆虎ノ門タニーチャの華麗なイタリアンランチを編集部がレポート。小さな隠れ家でトリュフのスパゲットーニや飛騨牛の炭火焼きを

虎ノ門ヒルズより徒歩すぐのイタリア料理店「虎ノ門タニーチャ」。こちらは、北イタリアで研鑽を重ねたシェフによる絶品の料理、マダムによる丁寧なおもてなしで、なんと90%以上が常連客だそうです。

そんな名店で味わうのは、素材本来のおいしさを引き出し、和と洋を融合させた美麗料理。箸でいただく6種の前菜盛り合わせ、2種の牛肉などが登場します。小さな隠れ家レストランの魅力を編集部の舩坂がレポート。


朗らかなマダムがお出迎え。虎ノ門の小さなリストランテ
夫婦で営む小さな隠れ家レストラン「虎ノ門タニーチャ」は、知る人ぞ知る名店。

ドアを開けると、ソムリエであるマダムが温かく出迎えてくれます。そして、店内は落ち着いた雰囲気でとても居心地がよく、東京の中心地にいることを忘れてしまいそう。高級店というと、つい緊張してしまいますが、こちらでは肩肘を張らずに、初めての訪問でも安心して過ごすことができました。全12席という小さなレストランだからこそ、心のこもった料理をいただけ、きめ細かやかなサービスが受けられるのかもしれませんね。

ちなみに、タニーチャという店名は、シェフの苗字「茶谷(チャタニ)」からつけられているそうですよ。


有田焼の器に盛り付け。和と洋が融合した美しき前菜
まずは、懐石料理の八寸を思わせるような「前菜(季節の料理6品の盛り合わせ)」です。こちらは、タニーチャのために特別に焼かれた有田焼の器に美しく盛りつけられたひと皿。和の趣を感じられ、お箸でいただくスタイルや優雅な見た目に心が弾みます。

北海ホタテとイタリア野菜・プレコーチェの組み合わせや、シェリービネガーでいただく長崎小長井の真牡蠣など、日本とイタリア食材の融合が楽しい。日本酒との相性もよくて、リクエストすればワインだけではなく日本酒も大好きなマダムがおすすめのお酒を提案してくれます。


塩水雲丹を浮かべた、イタリア産白アスパラのスープを
続いての前菜は「イタリア産ホワイトアスパラガスのスープ」。鮮やかなアマランサスを飾り華やかな雰囲気に。シェフのセンスが光ります。

ホワイトアスパラガスのスープと、軽くソテーしたホタルイカ、さらに塩水ウニを組み合わせ、まさに贅沢の極みのよう。こんなにも素晴らしいスープは、記憶に残る逸品になりそうです。


まるでレアのよう。初夏を感じさせるトキシラズのソテー
最後の前菜で登場したのは、「低温調理した北海道白老産トキシラズを新タマネギとイタリア産グリーンピースのソースで」。シックな色合いの有田焼に、色鮮やかな魚とフレンチキャビアと呼ばれる鱒の卵とのコントラストが美しく、気分華やぐ見た目です。

使っている魚はタマゴを持たないサケ・トキシラズ。低温調理によって、レアに近い絶妙な火入れがされています。脂がのっていて、ふっくらとした旨みが広がっていく…。みずみずしく甘みたっぷりの新玉ネギに、爽やかなグリーンピースのソースがよく合い、初夏を感じさせるお料理でした。


香ばしく焼き上げた、ふたつの牛ローストを食べ比べ
本日の牛肉料理は、「飛騨牛サーロイン 大分産米仕上牛のイチボ」です。異なる2種のブランド牛を食べ比べできるは、とても魅力的。飛騨牛は定番で、もう一種は本日のおすすめがいただけるそうですよ。

まずは、飛騨牛サーロインから。美しくサシの入った霜降り肉で、脂の甘みが口の中でとろけていきます。もうひとつは、大分産米仕上牛のイチボです。かなり柔らかく、噛むほどに肉の旨みが。どちらも炭火で焼き上げているので、旨みを閉じ込め、スモーキーな香ばしさとジューシーな肉汁を堪能することができます。しっかりと前菜をいただいたあとに、2種の肉料理をいただくのは「ヘビーかな?」と思っていたのですが、余分な脂が落ちるよう調理されているので、まったく重くありません。

ソースは、鮎魚醤、ニンニク、子牛のダシを使ったもの。まろやかでコクがあり、肉料理でも和と洋の融合を楽しめました。お好みで、カンボジアの生胡椒の塩漬け、トリュフ塩、レモンでいただくことも。


芳醇な香りにときめき。トリュフの極上スパゲットーニ
肉料理を堪能してほしいという思いから、パスタは最後に。

本日登場したのは、「イタリア産フレッシュ サマートリュフのスパゲットーニ」で、トリュフを存分に堪能することができる一皿です。タニーチャではトリュフを使ったメニューが人気ということで、味わうのがとても楽しみ。

パスタには、イタリア産のフレッシュなサマートリュフをたっぷりとトッピング。席に運ばれた瞬間、芳醇な香りが広がって、思わずうっとりしてしまいました。シェフはトリュフの名産地・イタリアピエモンテ州で修業しており、トリュフには強いこだわりがあるのだそう。

太いロングパスタ、チーズ、バター、そしてトリュフが絡みあり、深みのある贅沢なおいしさが広がっていきます。


ダークラムの風味を効かせた、大人な味わいのパンナコッタ
いよいよラスト。本日のデザート「パンナコッタ コン ノッチョーレ トスターテときなこのジェラート」です。

ダークラムの風味を効かせた、大人な味わいのパンナコッタ。トーストしたヘーゼルナッツを散りばめ、カリッとした食感がアクセントに。食べ進めると中にもヘーゼルナッツが入っていました。奥深い味わいのパンナコッタとカラメルソースの相性が素晴らしいですね。きなこのジェラートは、さっぱりとしていてどこか懐かしい和のテイストで、コースの最後にぴったりのデザートでした。

リクエストするとメッセージ入りのプレートにしてくれるから、誕生日など特別なシーンでの集まりにもおすすめです。

どの料理もシェフのセンスを感じられて、味も見た目も大満足。常連が多いというのも納得です。
また、ランチタイムは一日一組限定なので、周囲を気にすることなく、心ゆくまでゆったりと過ごせるのも魅力です。近いうちにまた訪れたいと思いました。