「投資の神様」とも称されるウォーレン・バフェット氏(94)が経営するバークシャー・ハサウェイのCEO退任が報じられる中、投資家の田端信太郎氏が自身のYouTubeチャンネル『【投資の神様】バフェットの凄さとは? お金持ちになりたいなら急がないでください。』で、バフェット氏の功績と投資哲学について独自の視点で解説した。

田端氏はまず、バフェット氏が「アメリカで人間国宝のような扱いを受けている人物」であると述べ、その驚異的な投資実績に触れた。バークシャー・ハサウェイの株価が、S&P500が36年間で約40倍になったのに対し、同期間で「約200倍になっている」というデータを提示。「S&P500に継続して勝てるファンドマネージャーはどのくらいいるのか」「30年単位で指数に勝ち続けた人はほとんどいない」と、その実績の特異性を強調した。

また、バフェット氏自身が「引退した後の自分の財産をS&P500に9割入れろと指示しているらしい」と述べ、皮肉を交えて笑いを誘った。

田端氏は、バフェット氏が高く評価されているのは実績だけでなく、その人間性によるものだと指摘。巨額の資産を持ちながらも「金融界の大物だけどニューヨークに住んでいません」、ネブラスカ州オマハの質素な家で生活し、「毎日マクドナルドに行っている」といったエピソードを紹介した。

投資スタイルは「10年持つ気がないなら10分でも持ってはいけない」という名言に象徴される長期投資を実践。コカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、日本の大手総合商社の株式について「50年は売らない」と公言するなど、投資先企業と長く関係を築く姿勢を示している。

さらに、バフェット氏の投資哲学の核として「自分が理解できるものに投資する」ことを挙げ、「リスクは自分が何をやっているか知らないから来る」という名言を引用。「自分がやっていることの意味をわかっていないことがリスクだ」と述べた。

短期的な市場の動きに翻弄され、本質的な価値を見誤る投資家が多い現状に対しては、「トランプショックで山岡家の株を売るのはリスクじゃないとわかったはずだ」と、過去の動画でのスタッフの体験を引き合いに出し、注意を促した。

また、「慌てて金持ちになろうとするから失敗する」と述べ、邱永漢氏の言葉を引用して「株の儲けは我慢料」と強調。「株式市場とは忍耐力のない者から忍耐力のある者へとお金を移す装置だ」というバフェット氏の言葉も紹介し、腰を据えた投資の重要性を説いた。

最後に田端氏は、リーマンショック時にゴールドマン・サックスに巨額の投資を行って市場の混乱を沈静化させた胆力や、ネットバブル期に「理解できないものには無理して投資しない」としてハイテク株を避けたエピソードを紹介。そして「恐怖は無知と無理解から生まれる」と結んだ。

「タワマンに住みたい」「フェラーリに乗りたい」といった個人的な欲望と投資判断を切り離し、「自分が何に投資しているか、なぜその会社のビジネスモデルが優れているか、しっかり理解できている自信がありますか?」と視聴者に問いかけ、「じっくり・ゆっくり・しっかり・確実に金持ちになりましょう」と締めくくった。

チャンネル情報

「愛と誠のアクティビスト投資家」田端信太郎です。堀江貴文さんや前澤友作さんの部下として間近で創業オーナー社長の振る舞いをみながら、LINEやZOZOで執行役員をつとめ、ライブドア、NTTデータなどで、社員としてIT企業を中から見た経験を活かしながら、個人投資家の立場から、株式投資という最高にエキサイティングな知的ゲームの楽しみと喜び、そして苦しみと恐ろしさを動画で、喜怒哀楽を込めて熱弁していきます!